アクセンチュアのインターンシップは、職種ごとにプログラムが分かれています。公開されている募集内容を、制度の枠組みに照らして整理します。
職種別にプログラムが分かれている
アクセンチュアは、コンサルタント職とエンジニア職で別々のインターンシッププログラムを用意しています。総合職としてまとめて募集する会社とは、この点で設計が違います。
戦略コンサルタント育成プログラム
実際の課題に近い題材に取り組む3日間のプログラムです。報酬の支給はありません。
公式の説明では、実戦さながらの課題に取り組みながら戦略コンサルタントの仕事を体感する内容とされています。
エンジニア職のインターンシップ
エンジニアの仕事を一通り体験するプログラムです。プログラミング初心者でも参加できると明記されています。
この記載は実務的に重要です。IT系のインターンは経験者向けに設計されているものが多く、未経験だと応募段階で弾かれることがあります。同社は入口を広く取っています。文系でエンジニア職に関心がある場合、選択肢として検討できます。
フィードバックの仕組み
プログラム中は社員が参加者をサポートし、グループ単位だけでなく個別のフィードバックの時間も設けられています。
この個別フィードバックは、参加する価値の中でも実利が大きい部分です。自分の思考の進め方について、現役のコンサルタントから直接指摘をもらえる機会は他にあまりありません。選考を通るかどうかとは別に、受け取った内容をその後の面接準備に使えます。
逆に言えば、フィードバックを受け取る姿勢がないまま参加すると、得られるものが減ります。当日は自分の考えを言語化して出しておかないと、指摘のしようがありません。
3日間という日数をどう見るか
2022年の3省合意改正により、インターンシップで取得した学生情報を採用選考に使えるのは、実施期間が5日間以上(専門活用型は2週間以上)などの要件を満たしたプログラムに限られることになりました。
戦略コンサルタント育成プログラムの3日間は、この期間要件を満たしません。制度上は、就業体験を必須としないオープン・カンパニーやキャリア教育の型に当たります。取得した学生情報をそのまま採用選考に使う建て付けにはなっていません。
ただし、参加者に対して選考の案内を出すこと自体を制度が禁じているわけではありません。同社が参加者向けの案内を行っているかどうかは公表されていないため、この記事では推測を書きません。
制度の読み方はインターン優遇とは?早期選考・選考免除の仕組みを一次資料で解説【28卒】にまとめています。
28卒はプレエントリーから
直近のインターンシッププログラムは応募受付を終了しています。同社は2028年卒向けの採用情報を受け取りたい人に向けて、プレエントリーの窓口を設けています。
プレエントリーは応募の確定ではなく、情報を受け取るための登録です。募集が始まってから気づくと締切に間に合わないことがあるので、志望度が固まっていない段階でも登録しておいたほうが取りこぼしがありません。
コンサルティングファーム各社の設計を並べる
| 企業 | 確認できたプログラム | 選考との関係 |
|---|---|---|
| アクセンチュア | 職種別プログラム、3日間 | 職種による |
| A.T.カーニー | 4日間の個人ワーク | 採用直結型と明記 |
| アビームコンサルティング | 1日/3日間 | 内定直結型と明記 |
| EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 採用直結型のプログラム | 明記あり |
| KPMG | ファーム別に日数と事前選考が異なる | ファームによる |
| デロイト トーマツ コンサルティング | 28卒でWinter Jobが廃止、Summer Jobが軸 | 年度により変動 |
| マッキンゼー・アンド・カンパニー | 選考プロセス内のインターンシップ | いずれか1回の参加が必須 |
| BCG | 新卒ページにインターン記載なし(10月21日確認。9月の確認時はWinter Internship・12月・東京) | 面接で問題解決能力を確認 |
| PwCコンサルティング | 通年採用、職種別の選考プロセス | 選考内でコンサルティングワークを疑似体験 |
コンサル業界は短期でも選考直結を明示する企業が多く、他業界とは案内の作法が異なります。日程は夏に集中します。
事業を知っておく
アクセンチュアは、戦略立案から実装、運用までを一貫して手がけるところに特徴があります。戦略だけを提案して終わる形ではなく、システムの構築や業務の実行支援まで入り込みます。
この幅の広さが、職種別のプログラム設計にもつながっています。コンサルタントとエンジニアが同じ案件で動く場面が多いため、どちらの入口から入るかで見える景色が変わります。
志望動機を考えるとき、「戦略コンサルとして働きたい」だけでは同社を選ぶ理由になりません。実装まで踏み込む会社であることを、自分の関心とどう結びつけるかを言えるようにしてください。
応募の前に決めておくこと
- コンサルタント職とエンジニア職、どちらの入口から入るか
- 3日間の日程を確保できるか。報酬の支給はない
- プレエントリーを済ませて、募集開始の案内を受け取れる状態にしてあるか
よくある質問
プログラミング未経験でもエンジニア職のインターンに応募できますか
できます。公式サイトにプログラミング初心者参加可と明記されています。
報酬は出ますか
戦略コンサルタント育成プログラムについては、報酬なしと記載されています。他のプログラムの条件は募集要項で確認してください。
インターンに参加すると本選考で有利になりますか
同社はこれを公表していません。参加者への案内の有無について公式の記載が確認できないため、この記事では断定しません。
コンサルタント職とエンジニア職は両方応募できますか
併願の可否について公式サイトに明記が見当たりませんでした。募集要項またはプレエントリー後の案内で確認してください。
戦略コンサルタント育成プログラムとエンジニア職では準備が違いますか
違います。戦略側はケース形式の議論、エンジニア側は技術的な素養や制作物の説明が中心になります。志望職種を決めてから準備を組む必要があります。
フィードバックがあるプログラムの利点は何ですか
自分の考え方の癖を現場の視点で指摘してもらえます。本選考の前に修正できる点が実務的な価値です。
アクセンチュアのインターン選考の準備は何から始めればよいですか
アクセンチュアはコンサルタント職とエンジニア職でプログラムが分かれているため、まずどちらに応募するかを決めます。エンジニア職はプログラミング初心者でも参加できると明記されているので、文系でも候補に入ります。エントリーシートはES対策・体験談サイト比較、適性検査はWebテスト・適性検査対策の進め方で確認できます。
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選考を有利に進めたい人へ
アクセンチュアはコンサルタント職とエンジニア職でプログラムが分かれ、戦略コンサルタント育成プログラムは3日間で報酬なしです。職種選びに迷うなら、就活エージェントで適性を話す場を作るのもよさそうです。
同じ業界の他社と比べたい場合は、コンサル業界の就活|9社の募集要項に見る「要件未満でも採用直結型」の構造【28卒】で確認できます。実際に募集要項を確認した各社の設計をまとめています。
コンサルタント職とエンジニア職でプログラムが分かれています。志望する職種のプログラムに応募してください。総合職として一括で応募することはできません。
まとめ
- コンサルタント職とエンジニア職でプログラムが分かれている
- 戦略コンサルタント育成プログラムは3日間、報酬なし
- エンジニア職はプログラミング初心者でも参加できる
- グループ別に加えて個別フィードバックの時間がある
- 28卒向けはプレエントリーで情報を受け取る形。早めに登録しておく
参照した情報源
- アクセンチュア インターンシッププログラムページ(2026年9月6日確認)
- 文部科学省「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります」
- https://www.accenture.com/jp-ja/careers/life-at-accenture/internships-students(2026年9月26日に公式ページで再確認)
- https://www.accenture.com/jp-ja/careers/local/internship-strategy(2026年9月26日に公式ページで再確認)
掲載している日程や条件は、アクセンチュア インターンシッププログラムページを2026年9月6日に確認した時点のものです。戦略コンサルタント育成プログラムやエンジニア職のインターンシップは、年度によって日程や内容が変わります。応募前にアクセンチュアの採用サイトで、志望する職種のプログラムの最新の募集要項を確認してください。