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金融

日本政策金融公庫のインターン|「採用活動とは無関係」と公式に明記【28卒】

日本政策金融公庫は、公式サイトに「本ワークショップは採用活動(広報活動、選考活動)とは一切関係ありません」と明記しています。選考との関係を公表していない企業が多い金融業界の中で、はっきり「無関係」と書く企業の一つです(三菱UFJモルガン・スタンレー証券も一部プログラムで同様の注記があります)。冬の1Day・2Days Winter Workshopは、10月5日の時点で応募受付中(11月13日17時まで)です。

夏は1Dayのみ、冬は1Day・2Daysの2種類に増える

公式サイト「日本政策金融公庫 インターンシッププログラム」によると、夏(1Day Summer Workshop)と冬(1Day & 2Days Winter Workshop)で内容が変わります。2026年10月4日に公式ページを再確認した時点でも、冬の回は募集中です。

項目 1Day(夏・冬共通内容) 2Days(冬のみ)
日数 1日(終日開催、朝から夕方まで) 2日間(終日開催)
対象 大学生・大学院生(学部・学科・学年不問) 大学生・大学院生(学部・学科・学年不問)。1Day Summer Workshopに参加していない方
開催時期 夏 8月3日〜25日(終了)。冬 令和8年12月14日・15日・16日・17日 対面 令和8年12月22日・23日/オンライン 令和8年12月24日〜令和9年1月13日の複数日程
実施形式 全日程オンライン(Zoom) 対面(東京・大手町)またはオンライン(Zoom)
応募受付期間 冬の回 令和8年9月24日9時〜11月13日17時 冬の回 令和8年9月24日9時〜11月13日17時
募集人数(冬) 各日程80名程度 対面70名程度、オンライン各回130名程度
参加までの手続き エントリーシート提出 エントリーシート提出とWEBテスト受検
報酬・交通費・宿泊費 報酬なし、交通費・宿泊費なし 報酬なし。交通費・宿泊費は対面開催のみ、東京・神奈川・埼玉・千葉以外の大学に在籍する学生に公庫の規定で支給

いずれも国民生活事業・農林水産事業・中小企業事業という3つの事業すべての融資業務を横断的に体験する構成です(2026年9月28日確認)。事業ごとに別コースを設ける企業(第一生命の6コース、損保ジャパンの総合・専門キャリア等)とは異なり、1回の参加で3事業を見渡せる設計になっています。応募は1Day・2Daysいずれか一方のみで、両方への応募はできません。

1Dayと2Daysは同時に応募できません。どちらか一方だけです。両方にエントリーしようとしても受け付けられない可能性があるので、先にどちらに応募するか決めてください。

採用活動とは無関係と明記されている

公式サイトには「本ワークショップは採用活動(広報活動、選考活動)とは一切関係ありません」という一文があります。2022年の3省合意改正の枠組みでは、汎用的能力活用型で実施期間5日間以上等の要件を満たせば学生情報を採用選考に使うことができますが、日数(1日)が要件に届かないことに加えて、公式に選考との関連を否定している点が特徴です。判別の考え方はインターン優遇とは?早期選考・選考免除の仕組みを一次資料で解説【28卒】にまとめています。

同じ政策金融機関でも、農林中央金庫は「SUMMER PROGRAM(6日間)を採用選考に活用する」と明記しており、対照的です。名称が似た性質の機関でも、選考との関係の開示姿勢は一様ではありません。

応募者多数の場合は選考のうえ抽選

参加者の決め方は「応募者多数の場合は、選考を実施のうえ、合格者による抽選を実施」という案内です。エントリーシートによる選考を経たうえで、さらに抽選という2段階の仕組みになっており、選考を通過しても必ず参加できるとは限りません。申込は本サイトからのプレエントリー後、マイページでエントリーシートを登録する流れで、2Daysはこれに加えてマイページで案内されるWEBテストの受検までがエントリーの条件です。夏の回(終了)の申込締切は8月開催分が6月1日9時〜7月9日17時、9月開催分が6月1日9時〜8月14日17時でした。冬の回は1Day・2Daysとも応募受付期間が令和8年9月24日9時〜11月13日17時です。

事業を知っておく

日本政策金融公庫は、政府が全額出資する政策金融機関で、民間金融機関を補完する立場から中小企業・小規模事業者、農林漁業者等への融資を行っています。国民生活事業(小規模事業者・個人向け)、中小企業事業(中小企業向けの中長期資金)、農林水産事業(農林漁業者向け)という3つの事業を柱にしており、今回のプログラムはこの3事業すべてを横断して体験できる構成です。日本政策投資銀行が大企業・インフラ向けの投融資を担うのに対し、日本政策金融公庫は中小・個人・農林水産という裾野の広い領域を担う点で役割が異なります。

応募の前に決めておくこと

  1. 冬は1Day・2Daysの2種類。日程と実施形式(オンライン/対面)から都合の良い回を選ぶ。両方への応募はできない
  2. 選考(抽選あり)がある前提でエントリーシートを準備する
  3. 採用活動とは無関係と明記されているため、参加自体を選考優遇の手段と期待しない

銀行・証券・保険各社のプログラム日数を並べる

金融は同じ業界でも、選考との関係を開示する企業と開示しない企業に分かれます。名称と実際の開催日数が一致しない例もあるため、名称ではなく日程そのもので確認する必要があります。

企業 確認できたプログラムの日数 制度上の扱い
日本政策金融公庫 1日・全日程オンライン 要件を満たさない。採用活動とは無関係と明記
日本政策投資銀行 1〜3日間の5プログラム 要件を満たさない
農林中央金庫 SUMMER PROGRAMは6日間 汎用型の水準。採用選考に活用と明記
三菱UFJ信託銀行 TRUST TO LASTのみ5日間 一部が汎用型の水準
三井住友信託銀行 夏の5Daysのみ要件を満たす 一部が汎用型の水準
みずほ信託銀行 1日(書類選考とWEB面接あり) 要件を満たさない
三菱UFJ銀行 法人営業3日間・オンライン 要件を満たさない
三井住友銀行 大企業営業編は5日間、コース別は1〜3日間(28卒向けは夏のみで募集終了) 大企業営業編のみ汎用型の水準
野村證券 給与ありの実務型と部門別ワークショップ プログラムによる
大和証券 5daysでも開催は4日間 名称と日数が一致しない
三井住友海上あいおい損保 5DAYSでも開催は4日間 名称と日数が一致しない
損保ジャパン 総合コース3日間、専門キャリア2〜5日間 コースによる
第一生命 6コースで1〜5日間 コースによる
東京海上日動 Marine College Winterはコースと開催地で日程が異なる コースによる
日本生命 夏は2〜3日間、秋は2日間(どちらも受付終了) 要件を満たさない
ゆうちょ銀行 冬の募集は2日間の仕事体験とオンラインのオープン・カンパニー 要件を満たさない

本選考の準備としては、エントリーシートの書き方をES対策・体験談サイト比較、適性検査の形式差をWebテスト・適性検査対策の進め方で確認できます。

よくある質問

参加すると選考で有利になりますか

公式に「採用活動とは一切関係ありません」と明記されています。参加を優遇の手段として期待しない前提で申し込む必要があります。

応募すれば必ず参加できますか

できるとは限りません。応募者多数の場合はエントリーシートによる選考のうえ、合格者からさらに抽選が行われます。

3つの事業のうち1つだけ体験することはできますか

公式サイトには「3つの事業の融資業務体験」とあり、事業ごとに分かれたコース選択の記載は見当たりませんでした。1日で3事業を横断する構成です。

対面での開催はありますか

1Dayは全日程オンライン(Zoom)ですが、2Daysには対面開催(東京都千代田区大手町の本店、令和8年12月22日・23日)があります。対面とオンラインのどちらかを選べます。

交通費は支給されますか

1Dayはオンライン開催で、交通費・宿泊費とも支給なしです。2Daysの対面開催(12月22日・23日、大手町の本店)に限り、東京・神奈川・埼玉・千葉以外の大学に在籍する学生には公庫の規定で交通費と宿泊費が支給されます。報酬はどちらもありません。

他の政策金融機関(日本政策投資銀行)と何が違いますか

日本政策投資銀行は大企業・インフラ向け投融資が中心なのに対し、日本政策金融公庫は国民生活事業(個人・小規模事業者)・中小企業事業・農林水産事業という中小・個人・農林水産を担う点が異なります。

同じ業界の他社と比べたい場合は、金融業界の就活で確認できます。実際に募集要項を確認した各社の日数と選考の関係をまとめています。

まとめ

  • 夏は1Dayのみ、冬は1Day(オンライン)・2Days(対面/オンライン選択)の2種類。報酬はなし。交通費・宿泊費は2Daysの対面開催に限り、一都三県以外の大学の学生に支給
  • 冬の応募受付は11月13日17時まで。2DaysはWEBテストの受検も必要
  • 国民生活事業・中小企業事業・農林水産事業の3事業を1日で横断体験する構成
  • 公式に「採用活動(広報活動、選考活動)とは一切関係ありません」と明記
  • 応募者多数の場合はエントリーシート選考のうえ、合格者からさらに抽選
  • 同じ政策金融機関の農林中央金庫は逆に「採用選考に活用」と明記しており、開示姿勢が対照的

他の金融機関は選考との関係をどう書いているか

内定ナビで扱っている金融機関のうち、公式ページで選考との関係の書き方を確認できた3社と比べた。いずれも2026年9月28日時点の各社公式ページの記載による。

企業 書き方 公式ページの記載
日本政策金融公庫 無関係と明記 「本ワークショップは採用活動(広報活動、選考活動)とは一切関係ありません」
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 一部のプログラムで無関係と明記 国内営業部門のインターンシップに「本イベントは、採用選考活動とは関係ありません」。投資銀行部門・システム部門には同じ注記は見当たらない
りそなグループ 記載なし 28卒向け1day・2daysワークショップの案内に、選考との関係についての記載は見当たらない
農林中央金庫 選考に使うと明記 SUMMER PROGRAM(5days+1dayの計6日間)に「本プログラムで得た情報につきましては、採用選考にて活用させていただきます」。DAY6では採用担当によるアセスメントがある

「無関係と明記」「何も書かない」「選考に使うと明記」の3通りに分かれた。「無関係」と書いているのは公庫だけではなく、三菱UFJモルガン・スタンレー証券も営業部門のインターンで同じ趣旨を書いている。一方、りそなのように選考との関係に触れない企業もある。

書き方が分かれる背景には、2022年6月に改正された文部科学省・厚生労働省・経済産業省の「3省合意」がある。実施期間が5日間以上(専門活用型は2週間以上)で半分を超える日数を就業体験に充てるなど、一定の基準を満たすプログラムに限り、得た学生情報を採用選考活動の開始時期以降に使えるようになった。使う場合は、その旨を募集要項などで示すことが求められている。農林中央金庫の注記はこれにあたるとみられる。

公庫のワークショップは5日に満たない短期プログラムで、この基準には届かない。制度上もともと選考に情報を使えない形式であり、「一切関係ありません」という書き方はそれと食い違わない。また公庫は株式会社日本政策金融公庫法にもとづく特殊会社で、政府が常に発行済株式の総数を持つと法律で定められている。公的な性格から採用の公平さをはっきり示しておきたい事情も考えられるが、公庫自身がそう説明している記述は公開情報では確認できなかった。

選考との関係の書き方は、年度やプログラムごとに変わることがある。応募する前に、各社の最新の募集要項で確認してほしい。

参照した情報源

  • 日本政策金融公庫 2027年度新卒者採用ホームページ「インターンシッププログラム」ページ(jfc.go.jp、2026年9月18日確認)
  • 文部科学省・厚生労働省・経済産業省「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」(2022年6月改正)
  • https://www.jfc.go.jp/n/internship/(2026年9月28日に公式ページで再確認、10月4日に募集人数・交通費の条件・WEBテストを再確認)
  • https://www.jfc.go.jp/n/internship/index.html(2026年9月28日に公式ページで再確認)
  • https://www.sc.mufg.jp/company/recruit/internship/(2026年9月28日に公式ページで再確認)
  • https://www.resona-saiyo.com/recruit/info/internship/(2026年9月28日に公式ページで再確認)
  • https://www.nochubank-saiyo.com/intern_ship/summer(2026年9月28日に公式ページで再確認)

この記事の募集内容は、日本政策金融公庫 2027年度新卒者採用ホームページ「インターンシッププログラム」ページで2026年9月18日に確認した内容です。募集は年度ごとに更新されるため、応募の前に同じ公式ページで最新の日程と締切をご確認ください。

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