BCG(ボストン コンサルティング グループ)の日本オフィスは、国内大学の新卒採用で2028年対象(2027年9月〜2028年8月卒業)の経営コンサルタント職とデータサイエンティスト/AI Engineer職の2つの入口を公式キャリアサイトに出しています。一方、2026年10月21日に確認した日本語の新卒ページには、インターンシップやWinter Internshipの記載が見当たりませんでした。この記事では、公式ページで今確認できることと、確認できなくなったことを分けて整理します。
10月21日時点で公式に出ている募集
BCGのキャリアサイト(2026年10月21日取得)で確認できた内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 経営コンサルタント職 | 2028年対象(2027年9月〜2028年8月卒業予定) |
| データサイエンティスト/AI Engineer職 | 2028年対象、窓口はBCG X採用担当 |
| 2029年対象 | 経営コンサルタント職(2028年9月〜2029年8月卒業)の入口が新卒トップページに掲載 |
| インターンシップ | 新卒ページに記載なし、イベントページにも掲載中の催しなし |
| 最初の手続き | BCG候補者ポータルへの登録(約5分) |
| 選考の流れ | 応募、スキル面接、ケース面接、チーム面接 |
| 仕事体験 | OneDay@BCG(無料のバーチャル仕事体験シミュレーション) |
2029年対象は入口が出ている段階で、詳細ページは取得できませんでした。29卒の人は28卒の要項をそのまま当てはめず、詳細が開いてから条件を読むほうが安全です。
インターンシップの記載は現行ページで確認できない
9月の確認時には、BCGのキャリアサイトに「12月に東京オフィスでWinter Internship」「Summer InternshipとSpring Internshipは受付終了」という記述があり、インターンはコアコンサルティング、デジタル・テクノロジー、ビジネスサービスの3領域に分かれると説明されていました。プログラムの中身も、コンサルタントの指導のもとで少人数のチームを組み、最終日に成果を発表する構成と書かれていました。
10月21日に取得した2028年対象の日本語新卒ページには、こうしたインターンシップの記載がありません。イベントページも「今後のイベント」の見出しだけで、掲載中の催しはありませんでした。公式から廃止の発表を確認したわけではないので、現時点では「公式の現行ページでは確認できない」状態と受け止めるのが妥当です。
手がかりになるのは、経営コンサルタント職のページにある「BCG Japan国内大学新卒採用プレエントリー」の一文です。登録した人にInternshipやイベントの案内を送ると書かれています。インターンの情報がページから消えている今は、待つよりもプレエントリーを済ませて案内を受け取れる状態にしておくほうが動きやすいと思います。
インターンの記載が見当たらない間にできる準備は、順番を決めておくと迷いにくいです。1つ目は候補者ポータルとプレエントリーの登録、2つ目はケース面接の基本の型を身につけること、3つ目はOneDay@BCGで仕事の中身に触れることです。登録は5分ほどで終わるので、先に片づけておくと案内を取りこぼしません。
経営コンサルタント職の応募資格と最初の手続き
2028年対象の経営コンサルタント職の応募資格は、公式ページに次の2点で書かれています。
- 現在、国内の大学または大学院に在籍中で、2027年9月〜2028年8月に卒業予定であること
- 大学・大学院の入学前、在学中、卒業後を問わず、フルタイムや正社員としての職務経験がないこと(アルバイトとインターンは除く)
交換留学やダブルディグリープログラムに在籍中の人も、このページに載っている選考やイベントの対象と明記されています。選考中に卒業予定時期が変わりそうな場合は人事採用グループへの連絡が求められているので、留学や休学で卒業時期が動く可能性がある人は、応募の段階でその見込みを把握しておくと後で慌てずに済みます。
選考やイベントに初めて応募するときは、BCG候補者ポータルへの登録が先に必要です。所要時間は約5分で、名前は必ず英語表記で登録するよう指定されています。登録方法のマニュアル(5〜10分程度)も用意されています。
データサイエンティスト/AI Engineer職の応募資格
データサイエンティスト職は、現在「データサイエンティスト/AI Engineer職」として募集されており、問い合わせ先はBCG X採用担当です。応募資格は次のとおりです。
- フルタイムの職歴がないこと
- 2026年9月〜2028年8月の間に、関連領域で修士課程または博士課程を修了予定であること
応募はキャリアサイト上部の「求人を検索」から行い、データサイエンティスト職は「Data Scientist, 新卒」、AI Engineer職は「AI Engineer, 新卒」の求人を選びます。上記の期間より前に大学院を修了予定で応募したい人は、BCGの採用担当へ連絡するよう書かれています。経営コンサルタント職とエンジニア職の併願は可能です。
2つの職種を比べると、進路の分かれ目ははっきりしています。経営コンサルタント職は卒業時期と職歴の条件で区切られ、学部生も対象に入ります。データサイエンティスト/AI Engineer職は関連領域の修士・博士の修了予定が条件なので、学部4年生がそのまま応募する形は想定されていません。大学院に進む予定の理系の人は、両方の資格を満たす可能性があります。その場合は併願できる点を生かし、ケース面接の準備を軸にしながら、専門を生かしたい気持ちが強ければエンジニア職の求人も並行して確認する進め方が組みやすいと思います。
選考の流れ
公式の「面接について」のページでは、コンサルタント選考の流れが4つのステップで示されています。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1 応募 | 「応募する」ボタンからポータルサイトにログインして応募 |
| 2 スキル面接 | 経験、スキル、BCGへの志望動機を聞かれる |
| 3 ケース面接 | クライアント対応職は問題解決力と分析力を評価 |
| 4 チーム面接 | クライアント対応職は問題解決力、分析力、コミュニケーション能力を評価 |
応募のステップには「選考プロセスにおけるAIの活用について」という案内項目が置かれています。中身は取得できていないため、応募の前に公式ページで読んでおくと安心です。
スキル面接では経験や志望動機を聞かれるので、ケース練習とは別に、自分の経験を短く説明する練習も並行させておくほうがバランスが取れます。
ケース面接で見られること
公式の「ケース面接の準備」ページによると、ケース面接はクライアント対応職の選考で大事なステップで、実際のクライアントが直面する課題を模した内容です。唯一の正解があるわけではなく、課題への取り組み方と思考の質が見られると書かれています。
| Do's | Don'ts |
|---|---|
| 積極的傾聴 | 焦らない |
| 自分らしく | 急がない |
| 構造的思考 | 複雑にしない |
| 明確な伝達 | 無視しない |
| 前提の整理 | 黙らない |
| 思考の可視化 | 遮らない |
Don'tsの「黙らない」と、Do'sの「思考の可視化」は対になっています。頭の中で答えを固めてから話すより、考えている途中の筋道を言葉にしながら進めるほうが、この方針に合っています。一人で練習するときも、声に出して整理する癖をつけておくと本番に近づけます。
同じページには対策クイズが3本公開されています。
- 気候変動戦略の策定(グローバル企業のCEOが気候目標を設定するためのビジネスケースを考える)
- 顧客満足度の回復(ランキングが下がったデジタルバンクのデジタル戦略を見直す)
- クラウド移行の支援(ERPのアップグレードを検討する消費財企業の選択肢を評価する)
OneDay@BCGで仕事の中身に触れる
OneDay@BCGは、BCGが公開している無料のバーチャル仕事体験シミュレーションです。公式ページでは次の点が説明されています。
- 13種類のモジュールから選べる(戦略コンサルタント、データアナリスト、エクスペリエンスデザイナーなどの役割を体験)
- 自分のペースで進められる
- 70万人以上が参加している
- 完了するとSNSでシェアできるデジタルバッジがもらえる
- 仮想の3Dオフィスを見学でき、動画やブログ記事、音声で社員の声に触れられる
参加が選考でどう扱われるかについては、具体的な記載はありません。
OneDay@BCGとケース面接クイズは役割が違います。OneDay@BCGはコンサルタントやデータサイエンティストが日々どんな課題に取り組むのかをつかむ教材、クイズは面接での考え方の運び方を確かめる教材です。職種で迷っている段階なら先にOneDay@BCGで両方の仕事を試し、志望職種が決まってからクイズで面接の型を固める順番が無理なく進められると思います。
モジュールの一覧と登録はOneDay@BCGの公式ページから確認できます。
インターンの日数と三省合意の関係
2022年6月改正の三省合意(文部科学省・厚生労働省・経済産業省)では、企業が取得した学生情報を採用選考に使えるのは、汎用的能力活用型で5日間以上、専門活用型で2週間以上の要件を満たす場合に限られます。BCGは9月の確認時もインターンの日数を公開しておらず、この基準に照らした判定はできません。
コンサルティング業界では、要件を満たさない短期プログラムを選考の一部として運用する例が一般的です。日数から優遇の有無を推測するより、募集ページに選考との関係がどう書かれているかを直接確認するほうが確実です。判別の手順はインターン優遇とは?早期選考・選考免除の仕組みを一次資料で解説【28卒】にまとめています。
コンサルティングファーム各社の設計を並べる
| 企業 | 確認できたプログラム | 選考との関係 |
|---|---|---|
| BCG | 新卒ページにインターン記載なし(10月21日確認)、OneDay@BCGを公開 | スキル面接、ケース面接、チーム面接で評価 |
| マッキンゼー・アンド・カンパニー | 選考プロセス内のインターンシップ | いずれか1回の参加が必須 |
| A.T.カーニー | 4日間の個人ワーク | 採用直結型と明記 |
| アビームコンサルティング | 1日/3日間 | 内定直結型と明記 |
| EYストラテジー・アンド・コンサルティング | 4日間 | 採用直結型と明記 |
| アクセンチュア | 職種別プログラム、3日間 | 職種による |
| デロイト トーマツ コンサルティング | 28卒でWinter Jobが廃止 | 年度により変動 |
戦略ファームは選考の時期が早く、募集が埋まるのも早い傾向にあります。BCGのように記載が時期で入れ替わる会社は、公式ページとプレエントリーの案内を両方見ておくと締め切りを見落としにくくなります。
応募前に準備しておくこと
公式の選考ページでは、クライアント対応職のケース面接とチーム面接で問題解決力、分析力、コミュニケーション能力を評価すると書かれています。ケース面接の準備ページと対策クイズがキャリアサイトに用意されているので、応募前に目を通しておくのが前提になります。
- BCG候補者ポータルに英語表記の名前で登録し、プレエントリーも済ませる
- 経営コンサルタント職とデータサイエンティスト/AI Engineer職の応募資格を読み、どちらで応募するか(または併願するか)を決める
- ケース面接の練習を、考えを声に出しながら制限時間を計って重ねる
- スキル面接に備えて、経験と志望動機を短く話せるようにしておく
- OneDay@BCGで、志望する職種に近いモジュールを1つ試す
適性検査の形式差はWebテスト・適性検査対策の進め方、応募書類の書き方はES対策・体験談サイト比較で確認できます。
よくある質問
BCGのインターンシップは今年も開催されますか
2026年10月21日に確認した日本語の新卒ページとイベントページには、インターンシップの記載がありませんでした。開催の有無は公式ページでは確認できない状態です。プレエントリーに登録するとInternshipやイベントの案内が届くと書かれているので、登録して案内を待つのが確実です。
参加すると本選考で有利になりますか
インターンシップと本選考の関係を示す記載は、現行の新卒ページでは確認できませんでした。OneDay@BCGについても、選考での扱いを具体的に示す記載はありません。
学部生や文系でもデータサイエンティスト/AI Engineer職に応募できますか
応募資格は、フルタイムの職歴がなく、2026年9月〜2028年8月に関連領域の修士課程または博士課程を修了予定であることです。学部卒業予定のまま応募する形は資格に含まれていません。専攻名の指定はありませんが、関連領域での修士・博士が条件になっています。
経営コンサルタント職とエンジニア職は併願できますか
併願は可能と公式ページに明記されています。
2029年卒はもう応募できますか
2028年9月〜2029年8月卒業向けの経営コンサルタント職の入口が、新卒トップページに出ています。詳細ページの中身は取得できなかったため、応募条件は公式ページで直接確認してください。
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選考を有利に進めたい人へ
BCGの現行の新卒ページでは、インターンシップの記載が確認できない状態です。公式の情報が少ない時期は、コンサル志望者の選考の流れを就活エージェントに聞いておく方法もあります。
同じ業界の他社と比べたい場合は、コンサル業界の就活|9社の募集要項に見る「要件未満でも採用直結型」の構造【28卒】で確認できます。実際に募集要項を確認した各社の設計をまとめています。
2026年10月21日時点で、BCGの日本語の新卒ページにはインターンシップの記載がありません。データサイエンティスト/AI Engineer職は関連領域の修士・博士の修了予定者が対象です。応募の前に公式ページで最新の募集内容を確認してください。
まとめ
- 2028年対象は、経営コンサルタント職とデータサイエンティスト/AI Engineer職の2つの入口が公式に出ている
- 9月の確認時にあったWinter Internship(12月・東京)や3領域のインターンの記載は、10月21日の新卒ページでは確認できない
- プレエントリーに登録するとInternshipやイベントの案内が届くと公式に書かれている
- 経営コンサルタント職は国内の大学・大学院に在籍し2027年9月〜2028年8月卒業予定で、フルタイム職歴がない人が対象
- データサイエンティスト/AI Engineer職は2026年9月〜2028年8月に関連領域の修士・博士を修了予定の人が対象で、経営コンサルタント職との併願も可能
- 選考は応募、スキル面接、ケース面接、チーム面接の4ステップ
- ケース面接の対策クイズ3本とOneDay@BCG(13モジュール、無料)が公開されている
- 2029年卒向けの経営コンサルタント職の入口も新卒トップページに出ている
参照した情報源
- BCG Careers「新卒採用情報(国内大学/大学院在学中の方)」https://careers.bcg.com/jp/ja/japan-newgrads(2026年10月21日取得)
- BCG Careers「2028年新卒採用情報(国内大学/大学院在学中の方)」経営コンサルタント職 https://careers.bcg.com/jp/ja/japan-new-grads-2028(2026年10月21日取得)
- BCG Careers「BCG X 新卒採用情報(国内大学/大学院在学中の方)」データサイエンティスト/AI Engineer職 https://careers.bcg.com/jp/ja/japan-new-grads-bcg-x(2026年10月21日取得)
- BCG Careers「面接について」https://careers.bcg.com/jp/ja/interview-process(2026年10月21日取得)
- BCG Careers「ケース面接の準備」https://careers.bcg.com/jp/ja/case-interview-preparation(2026年10月21日取得)
- BCG Careers「OneDay@BCG」https://careers.bcg.com/jp/ja/virtual-experience(2026年10月21日取得)
- BCG Careers「BCGイベント」https://careers.bcg.com/jp/ja/events(2026年10月21日取得)
- BCG Careers「新卒採用情報」「インターンシップ」ページ(2026年9月確認時の記述。Winter Internshipと3領域の説明はこの時点のもの)
- 文部科学省・厚生労働省・経済産業省「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」(2022年6月改正)
以上は2026年10月21日にBCG Careersの公式キャリアサイトの各ページを取得して確認した情報です。募集内容は時期によって変わることがあるので、応募の前にBCGの新卒採用ページで現在の募集状況をご確認ください。