大和総研のインターンシップは、システムコースの「ITソリューション業務体験」(1日)とリサーチコースの「エコノミスト業務体験」(5日間)という性格の異なる2本柱で構成されています。定員は40〜50名と5〜10名、選考も書類のみと書類+面接というように、コースによって入りやすさがまったく違います。どちらを狙うかで準備の重さが変わります。
コースによって入りやすさがまったく違う
大和総研の採用サイト(2026年9月確認)に掲載された2026年度の概要は次のとおりです。
| 項目 | ITソリューション業務体験 | エコノミスト業務体験 |
|---|---|---|
| 部門 | システムコース | リサーチコース |
| 実施日数 | 1日(複数日程) | 5日間 |
| 実施時期 | 2026年11月〜12月 | 2026年12月21日〜25日(予定) |
| 応募締切 | 2026年9月〜11月(予定) | 2026年9月〜11月(予定) |
| 選考 | 書類選考のみ | 書類選考+面接選考 |
| 対象 | 大学・大学院在学中で全日程参加可能な人 | 大学・大学院在学中で全5日間参加可能な人 |
| 定員 | 各日程40〜50名程度 | 5〜10名程度 |
| 待遇 | 学年制限なし。遠方から参加する場合は社内基準に基づき交通費・宿泊費を支給 | |
5日間のリサーチコースだけが期間要件を満たす
2022年6月改正の三省合意(文部科学省・厚生労働省・経済産業省)では、企業が取得した学生情報を採用選考に使えるのは、汎用的能力活用型で5日間以上、専門活用型で2週間以上の要件を満たす場合に限られます。ITソリューション業務体験は1日のためこの要件に届かず、エコノミスト業務体験は5日間で日数の水準を満たします。
ただし採用サイトには選考への影響について記載がなく、5日間だから優遇があると読むことはできません。日数の要件と実際の運用は切り離して考える必要があります。判別の考え方はインターン優遇とは?早期選考・選考免除の仕組みを一次資料で解説【28卒】で整理しています。
応募から参加までの流れ
| 時期 | システムコース | リサーチコース |
|---|---|---|
| 9月〜11月 | エントリーと書類提出 | エントリーと書類提出 |
| 書類選考後 | 結果連絡 | 面接選考 |
| 11月〜12月 | 1日のプログラムに参加 | — |
| 12月21日〜25日 | — | 5日間のプログラムに参加 |
リサーチコースの実施予定は12月21日から25日で、大学の年末日程と重なります。全5日間の参加が条件になっているため、途中参加や一部欠席は想定されていません。応募前に予定を確定させておく必要があります。
シンクタンク各社のプログラム日数を並べる
シンクタンク系は調査・分析の実務に触れさせる性格上、5日間規模の回を用意する会社が比較的多い分野です。
| 企業 | 確認できたプログラムの日数 | 5日以上の要件 |
|---|---|---|
| 大和総研 | システム1日/リサーチ5日間 | リサーチは満たす |
| 野村総合研究所 | 3コースすべて5日間 | 満たす |
| 三菱総合研究所 | 5日〜2週間未満 | 満たす |
| 日本総合研究所 | 秋冬7コース、1日〜2週間(2週間は時給1,300円) | 満たす |
| A.T.カーニー | 4日間の個人ワーク | 満たさない |
| アビームコンサルティング | 1日または3日 | 満たさない |
同じ「調べて提案する」仕事でも、シンクタンクとコンサルティングファームではプログラムの長さの傾向が異なります。併願先を組むときは、日数と選考の重さをそろえるより、コースの性格で分けて考えるほうが動きやすくなります。
リサーチとシステム、2つの事業軸
大和総研は大和証券グループの一員で、経済・政策の調査研究を担うシンクタンク機能と、金融機関向けのシステム開発を担うシステムインテグレーション機能を併せ持ちます。エコノミスト業務体験という名称が示すように、リサーチコースは経済指標の読み解きやレポート作成といった実務に近い内容が想定されます。
シンクタンクという言葉だけで志望動機を書くと、システム部門を志望する場合に説明が噛み合いません。金融機関の基幹システムを支える技術職と、経済分析を担う調査職では、日々扱う対象がまったく違います。どちらの事業軸に関心があるのかを先に決めてから、応募先のコースを選ぶ順序が自然です。
選考を通過するために準備すること
リサーチコースは5〜10名程度という枠に面接まで課されます。経済学の専攻でなくても応募できますが、関心の中身を具体的に語れないと通過は難しくなります。
- 関心のある経済テーマを1つ決め、最近の統計や政策の動きを追えるようにしておく
- システムコースを志望する場合は、金融とITが接する場面を自分の言葉で説明できるようにする
- 12月21日〜25日の5日間を確保できるか、研究室やアルバイトの予定と照らして確認する
- 遠方から参加する場合は、交通費・宿泊費の支給基準を事前に問い合わせる
面接で問われる内容はエントリーシートの記述が土台になります。設問の答え方はES対策・体験談サイト比較、本選考で課される適性検査の形式差はWebテスト・適性検査対策の進め方にまとめています。
応募資格の書き方を他社と比べたい場合は、学歴フィルターは実在するか|150社の募集要項を確認して分かった、学校種別による応募資格の差【28卒】をご覧ください。短大・専門学校・高専を対象に含める企業も一覧にしています。
夏の募集に間に合わなかった場合は、夏のインターンに参加できなかったらどうするか|9月以降に応募できる17社と、3月までの動き方【28卒】もご覧ください。締切が10月以降のプログラムを一覧にしています。
よくある質問
参加すると本選考で有利になりますか
採用サイトに選考への影響についての記載はありません。エコノミスト業務体験は5日間で日数の要件は満たしますが、優遇の有無は公表されていません。
学年制限はありますか
学年制限はないと案内されています。大学・大学院に在学中で全日程に参加できることが条件です。
交通費は支給されますか
遠方から参加する場合、社内基準に基づき交通費・宿泊費が支給されると記載されています。
両方のコースに応募できますか
併願の可否は明記されていません。実施時期が近いため、応募画面で確認してから判断してください。
経済学部でなくてもリサーチコースに応募できますか
専攻の制限は記載されていません。ただし5〜10名という定員と面接選考を踏まえると、関心の具体性が問われる場面は避けられません。
システムコースはプログラミング経験が必要ですか
経験に関する条件の記載は確認できませんでした。1日開催で定員も多いため、入口としての性格が強いと考えられます。
選考ではどんな書類を出しますか
書類の詳細は公表されていません。応募時期が9月から11月にかけてと幅があるため、早めにエントリーして案内を受け取るのが確実です。
大和証券のインターンとは別ですか
大和総研はグループ内の別法人として採用を行っています。応募窓口が分かれている点に注意してください。
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選考を有利に進めたい人へ
大和総研のエコノミスト業務体験は、定員5〜10名で書類と面接の選考があり、12月21日から25日の5日間です。倍率が気になる人は、就活エージェントで同業他社の枠を併せて相談できます。
同じ業界の他社と比べたい場合は、シンクタンク業界の就活|5社中4社が5日以上、それでも優遇は明記されない【28卒】で確認できます。実際に募集要項を確認した各社の設計をまとめています。
エコノミスト業務体験(5日間)は書類選考+面接選考、ITソリューション業務体験(1日)は書類選考のみです。同じ会社でもコースによって選考の重さが違うので、志望するコースの選考フローを事前に確認してください。
まとめ
- システムコースは1日・書類選考のみ・各日程40〜50名程度
- リサーチコースは5日間・書類+面接選考・5〜10名程度と狭き門
- 5日間のリサーチコースは日数要件を満たすが、選考への影響は非公表
- 学年制限はなく、遠方参加者には交通費・宿泊費の支給がある
- リサーチとシステムで事業軸が異なるため、志望理由を書き分ける必要がある
参照した情報源
- 大和総研 採用サイト「インターンシップ」ページ(2026年9月確認)
- 文部科学省・厚生労働省・経済産業省「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」(2022年6月改正)
- https://www.dir.co.jp/recruit/internship/(2026年9月28日に公式ページで再確認)
掲載している日程や条件は、大和総研 採用サイト「インターンシップ」ページを2026年9月に確認した時点のものです。大和総研のITソリューション業務体験とエコノミスト業務体験は、日程・定員とも2026年度の予定として掲載されたもので、年度が変わると入れ替わります。応募前に大和総研の採用サイトで最新の掲載をご確認ください。