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就活対策

広報解禁後の動き方|3月から10月の内定日まで、正規ルートで進める就活【28卒】

インターンに参加していなくても、就活は3月から正式に始まります。この記事では、3月の広報活動開始から10月の内定日まで、正規ルートで就活を進める場合の動き方を、政府の一次資料に基づいて月ごとに整理します。早期選考やインターン優遇を使わない場合の標準的な流れです。

この記事は就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議の決定文書、3省合意(インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に関する基本的考え方)、文部科学省・厚生労働省の共同調査をもとにしています(いずれも2026年9月に確認)。日程はあくまで政府が示すルールであり、実際の選考時期は企業ごとに異なります。

3月1日に変わること

就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議は、卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降を「広報活動開始」と定めています。これより前は、企業が会社説明会の案内や求人情報の公開を行わないことになっています(インターンシップで得た学生情報を使う場合を除く)。

時期 決定文書上の呼び方 できるようになること
卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降 広報活動開始 会社説明会の案内送付、求人情報の公開、エントリー受付
卒業・修了年度の6月1日以降 採用選考活動開始 面接など、いわゆる選考の実施
卒業・修了年度の10月1日以降 正式な内定日 内定式など

28卒の場合、この関係省庁連絡会議は2025年12月26日に、従来どおりのルールを維持すると結論を出しています。制度の骨組みは変わっていません。

3月〜5月にすること

広報活動開始後、企業のエントリーが一斉に始まります。この期間にやることは大きく3つです。

やること 内容
エントリー 就活情報サイトや企業の採用ページから応募する。マイページ登録が必要な企業が多い
会社説明会・合同説明会への参加 3月以降に集中して開催される。オンライン開催も多い
エントリーシート・Webテストの提出 企業によって3月中に締め切るところもある

エントリーシートの書き方や通過例はES対策・体験談サイト比較|通過ESと選考フローを事前に知る3選、Webテスト対策はWebテスト・適性検査対策の進め方|SPI・玉手箱の違いと確認事項にまとめています。

3省合意上、タイプ1(オープン・カンパニー)とタイプ2(キャリア教育)は採用活動そのものではありません。これらに参加していても、3月になったら改めてエントリーする必要があります。参加した実績は、自分でエントリーシートに書く分には使えます。

6月1日に変わること

6月1日以降が「採用選考活動開始」です。面接など、企業が学生を評価する場面がこの時期から本格化します。タイプ3(汎用的能力・専門活用型インターンシップ)に参加し、企業が学生情報を保有している場合は、この時期から選考の一部免除などの優遇が使えるようになります。詳しい仕組みはインターン優遇とは?早期選考・選考免除の仕組みを一次資料で解説【28卒】で扱っています。

なお、実施期間2週間以上の専門活用型インターンシップに参加した人材については、採用選考活動の開始時期に例外が認められています。正規のルート上でも、参加者は早く選考に進める場合があります。

実態のペースは、ルールより前倒しになっている

関係省庁連絡会議の決定文書には、内閣府が学部4年生と大学院2年生を対象に行った調査結果が載っています。

調査結果
3年次の授業が終了する2月以降、最初に採用面接や内々定を受けたと回答した学生が増加する
4月までに累計で約9割の学生が採用面接を受け、約7割が内々定を得ている
6月までには累計で約9割の学生が内々定を受けている

ルール上の選考解禁は6月1日ですが、実態としては4月時点で7割が内々定を得ているという結果です。同じ資料では、企業側も広報活動を2月以前に開始した企業が約6割、採用選考活動を5月以前に開始した企業が約7割という数字が出ています。3月にエントリーを終えてから動き出すのでは、出遅れる企業が一定数あることになります。

10月1日、内定式と「正式な内定」

10月1日は決定文書上の「正式な内定日」です。多くの企業がこの日に内定式を行います。ここでの「内定」は、実務上すでに先に出ている「内々定」を、正式な扱いに切り替える意味合いが強く、内定式より前に事実上の合意ができている場合がほとんどです。内定と内々定の法的な違いは内定と内々定は何が違うか|厚労省の説明で見る労働契約と辞退の扱い【28卒】で扱っています。

この10月1日時点での状況は、文部科学省と厚生労働省が毎年共同で調査しています。直近で公表されている「令和7年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)」(令和7年11月14日公表、対象は令和8年3月卒業予定者)では、大学生(学部)の就職内定率は73.4%でした(前年同期比0.5ポイント上昇)。

これは28卒の1学年上(27卒)のデータです。28卒本人の10月1日時点の数字はまだ存在しません。ただし直近の実態として、正式な内定日である10月1日を過ぎても、4人に1人程度はまだ内定を得ていないという水準が続いていることの目安にはなります。

準備の分担

3月からの動きを一人で全部抱えるより、役割ごとに使えるものを分けておくと進めやすくなります。

やりたいこと 使えるもの
自分で企業を探して応募する 企業別の募集要項を確認しながら個別にエントリー
企業から声がかかるのを待つ 逆求人・スカウト型就活サービス5選|28卒向けに特徴とオファーの増やし方を比較
相談しながら進めたい 就活エージェントおすすめ7選|28卒向けに特徴と選び方を徹底比較
社会人に話を聞きたい OB・OG訪問のやり方とアプリ比較|Matcher・ビズリーチキャンパス・大学経由の3ルート【28卒】

この流れに当てはまらない場合

ここまでは、インターン優遇を使わない標準的な流れです。当てはまらない状況ごとに、別記事で扱っています。

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日程ルール全体の詳しい根拠は就活の日程ルール|広報3月・選考6月・内定10月と実態の乖離を政府資料で確認【28卒】にまとめています。業界ごとの選考の傾向を先に知りたい場合は業界研究まとめ|内定ナビが扱う14業界を一覧で比較から、企業別の記事にたどり着けます。

よくある質問

3月からで本当に間に合いますか

制度上は間に合います。3月1日が正式な広報活動開始日です。ただし内閣府の調査では4月時点で約7割が内々定を得ているという結果もあるため、エントリーは早めに動いたほうが選択肢が広くなります。

インターンに参加していないと不利ですか

3省合意は、インターンシップは採用活動そのものではなく、学生は採用選考活動の開始時期以降にあらためてエントリーが必要としています。不参加が不利になると明記している企業は、当サイトで確認した範囲ではありませんでした。

6月1日を過ぎても選考をしていない企業がありますか

あります。内閣官房の資料でも、日程ルールの遵守が改めて要請されており、要請されているということは前倒しで動いている企業が一定数あるということです。個別企業の実際の選考開始時期は、各社の募集要項や採用ページで確認してください。

内定式に出ないと内定が取り消されますか

この記事の情報源には、欠席が取消しに直結するという記載はありません。内定式の位置づけと出欠の扱いは企業ごとに異なるため、個別に確認してください。内定の法的な性質は内定と内々定は何が違うかで扱っています。

10月になってもまだ決まっていません。おかしいですか

文部科学省・厚生労働省の共同調査では、直近の10月1日時点でも大学生の内定率は73.4%でした。4人に1人程度はその時点でまだ内定を得ていない水準です。この記事の情報源の範囲では、個人の状況を評価する記載はありません。

広報活動開始前に企業と接点を持つ方法はありますか

OB・OG訪問は広報活動開始前でも利用できる接点です。OB・OG訪問のやり方とアプリ比較|Matcher・ビズリーチキャンパス・大学経由の3ルート【28卒】で3つのルートを扱っています。

この記事の日程は政府が示すルールで、実際の選考時期は企業ごとに異なります。早期選考やインターン優遇を使う場合は別のスケジュールになります。

まとめ

  • 3月1日が広報活動開始、6月1日が採用選考活動開始、10月1日が正式な内定日という3段階のルール
  • 内閣府の調査では、ルール上の解禁より前倒しで、4月時点に約7割が内々定を得ている
  • 専門活用型インターンシップ(2週間以上)の参加者には、採用選考活動の開始時期に例外がある
  • 10月1日時点でも、文部科学省・厚生労働省の共同調査で内定率は73.4%(直近公表分)。全員がその日に決まるわけではない
  • インターンに参加していなくても、3月のエントリーから正規のルートで進められる

参照した情報源

  • 就職・採用活動日程に関する関係省庁連絡会議「2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程に関する考え方」(令和7年12月26日決定、2026年9月確認)。3段階の日程ルール、内々定の時期に関する調査結果
  • 文部科学省・厚生労働省・経済産業省「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に関する基本的考え方」(令和4年6月13日改正、2026年9月確認)。専門活用型インターンシップの例外規定
  • 文部科学省・厚生労働省「令和7年度大学等卒業予定者の就職内定状況調査(10月1日現在)」(令和7年11月14日公表、2026年9月確認)。大学生の就職内定率73.4%

日程はあくまで政府が示すルールであり、実際の選考時期・内定式の実施方法は企業ごとに異なります。個別の予定は必ず各社の採用ページでご確認ください。

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