KADOKAWAのインターンと早期選考を表した内定ナビ作成の図(業界の色、カレンダー、記事の要点の絵)

出版

KADOKAWAのインターンと早期選考|公式は「学生アルバイト」として受け入れ、時給1,500円〜【28卒】

KADOKAWAの公式採用サイトには「※KADOKAWAでは"インターンシップ"ではなく、"学生アルバイト"として、学生の皆様に就業いただいております。」と書かれています。日程の決まったプログラムではなく、求人ごとに応募して部署でアルバイトとして働く形です。この記事では、2026年10月5日に確認し、10月21日に再取得した公式の学生アルバイト募集ページと応募ページの内容を中心に整理しています。

公式は「学生アルバイト」として募集している

公式の学生アルバイト募集ページに書かれている条件は次の通りです。

項目 内容
対象 国内の大学院・大学に在学中の方
給与 時給1,500円〜
勤務時間 求人により異なる(例:10:00〜18:00など。1日2時間〜や、時間相談可の職種あり)
勤務日数 週1日〜週5日(平日のみ)
勤務地 求人により異なる(飯田橋周辺のKADOKAWAオフィスまたは自宅)
リモートワーク OK(職種により異なる)
服装 自由
交通費 支給(上限月5万円)
有給休暇 あり(条件付き)
選考フロー 求人詳細ページ内で応募、書類選考、面接(1〜2回/部署による)、合否連絡
選考にかかる期間 応募から合格通知まで1か月〜1か月半程度、合格通知から就業開始まで1か月〜1か月半程度

募集は求人ごとに出ていて、学年や卒業年度の指定は公式ページに書かれていません。応募してから働き始めるまでは、合わせて2〜3か月ほどかかる計算です。

勤務時間は求人によって異なります。公式の例は10:00〜18:00ですが、1日2時間から働ける職種や、時間を相談できる職種もあると書かれています。授業の空きが短い日しかない人は、この点を求人詳細で見ておくと探しやすくなります。

「10部門以上」「5日〜2か月以上」は就活サイトにある過去の募集の表記

就活情報サイトでは、KADOKAWAのインターンについて「10部門以上」「期間は5日以上・2週間以上・1か月程度・2か月以上」「実施時期は5月〜10月ごろ、対象は3年生中心」と紹介されていることがあります。これらは公式ページにはなく、キャリタスに掲載された過去の募集要項の表記です。公式の学生アルバイトは、週1日〜週5日の範囲で働く求人制です。

インターンシップの類型には当てはめられない

2022年の3省合意改正では、インターンシップとして学生情報を採用選考に使うには、実施期間が5日間以上(専門活用型は2週間以上)などの要件を満たす必要があります。KADOKAWAは受け入れをアルバイトとしており、公式ページにはこの類型に当たるという記載も、本選考との関係についての記載もありません。日数を要件に当てはめて判断する根拠は、公式の情報からは得られません。

部門は5つの区分、応募は1職種ずつ

公式の部門紹介は次の5つの区分です。学生アルバイトに任される主な仕事も、部門紹介の記述から抜き出して並べました。

区分 主な仕事
編集(コミック・文芸・ライトノベル・児童書・実用書) 原稿の入稿、見本誌の管理、公式SNSでの作品PR、新しいクリエイターを見つける発掘の手伝い
宣伝・マーケティング・広告 各種SNSの運用、プロモーション動画の作成、Web広告のデータ分析、映画の試写会やイベントの運営
デジタルメディア・Webサービス 特集企画のトレンドリサーチ、Web記事のライティング補助、画像選定
出版サポート・生産管理 編集部を横断した事務サポート、印刷・製本の進行管理、全国の書店へ届ける重版(増刷)対応
IP展開・グッズ企画(映像・ライツ・MD) グッズの企画サポート、イベント運営、海外向けSNSの運用、翻訳チェック

公式は編集部の学生アルバイトを「編集者の右腕」と表現し、1冊の本が世に出るまでのプロセスに伴走すると説明しています。デジタルメディアでは、先輩のフィードバックを受けながら実際の記事づくりに携わる機会もあるそうです。

編集のほかに、宣伝やWebサービス、生産管理、ライツといった仕事も募集の対象に入っています。応募のルールとして、公式には一度にエントリーできるのは1職種のみで、不採用となった後に他の職種へ応募することは可能と書かれています。

先輩インタビューに出てくる配属先の業務

公式ページの先輩インタビューには、学生アルバイト3人が担当した業務が載っています。名前や学年は書かれていないので、ここでは業務の中身だけを抜き出します。

配属先 担当した業務
コミックエッセイ編集部 編集サポート業務に加えて企画出しも担当。SNSなどで情報を集めて企画にし、メンターの先輩の助言を受けて練り直す。著者との打合せもある
Web媒体の記事制作(部署名の記載なし) Web媒体に載る記事の制作。ネタ探しから始め、メールでの取材や、エンタメ関連のイベント、新施設のオープン記念内覧会への参加を経て記事にする
生産管理局 書籍の販売データ分析、重版対応業務、収支表の作成。KADOKAWAが運営する書籍製造工場を見学する機会もあった

編集部の仕事だけを思い浮かべて応募先を選ぶと、生産管理や記事制作の求人を見落としやすくなります。2人目の回答には「まったくの未経験」でも社員に迎え入れてもらえたとあり、経験の有無より、手を動かしたい仕事に近い求人かどうかで選ぶほうが絞り込みやすいはずです。

応募窓口と2026年10月21日時点の求人

応募は、KADOKAWAの学生アルバイト採用ページにある「求人応募はこちらから」を押し、採用管理システム(job.axol.jp)の求人ページに移ってから行います。興味のある求人をクリックして詳細ページを開き、そのページ内で求人ごとに応募する流れです。

2026年10月21日に学生アルバイトの求人ページを見たところ、次の求人が掲載されていました。

欄 掲載されていた求人
編集 【学生アルバイト】キトラ編集部の編集サポート
編集 【学生アルバイト】ライフスタイル編集部/ウェルビーイング編集部(旧ビジネス編集部)のSNS運用サポート、編集補助業務
編集 【学生アルバイト】LScomic編集部のSNS運用サポート、編集補助業務
営業・宣伝・マーケティング その欄に具体的な求人名は表示されていなかった
その他 【学生アルバイト】武蔵野地域での文化芸術企画業務
その他 【学生アルバイト】人事部門 採用広報業務(新卒/中途)

同じページには「一度にエントリーできるのは、1職種のみ」とあり、重複応募が発覚した場合は応募取り消しになると注記されています。10月21日の時点では、部門紹介の5区分すべてに対応する求人が並んでいたわけでもありません。掲載される求人は入れ替わるので、上の一覧は10月21日時点のものとして扱ってください。

出版各社の受け入れ方を並べる

KADOKAWAは他社のようなインターンシップではなく、学生アルバイトとして学生を受け入れています。各社で受け入れの形が違うため、プログラムの名前だけでなく、働き方や期間もあわせて見比べてください。

企業 確認できたプログラム 選考との関係
KADOKAWA 学生アルバイト(週1日〜週5日、時給1,500円〜) 公式に記載なし
集英社 オープンカンパニー(オンライン随時) 影響なしと明記
講談社 1日のオンライン講座、年2回 オープン・カンパニーに分類
小学館 仕事研究セミナー 影響なしと明言
日経BP 2026夏インターンシップ(記者・書籍編集職など3職種、連続した1週間、タイプ3・時給1,500円、終了) 応募情報を採用選考活動に使用することがあると明記
東洋経済新報社 1day仕事体験、業界研究セミナー、3days職種別説明会 記載なし

事業を知っておく

KADOKAWAは出版事業に加えて、アニメ・映画などの映像事業、ゲーム事業、教育事業なども手がけています。学生アルバイトの部門区分にも、編集だけでなくIP展開・グッズ企画(映像・ライツ・MD)やデジタルメディア・Webサービスが入っています。講談社・小学館・集英社と比べるときは、こうした事業の広がりの違いを押さえておくと志望動機を考えやすくなります。

応募の前に決めておくこと

  1. 5つの部門区分のうち、どの仕事に応募するかを絞り込んでおく
  2. 一度に応募できるのは1職種のみなので、優先順位をつけておく
  3. 平日に週何日働けるかを、授業の予定と合わせて考えておく
  4. 応募から就業開始まで2〜3か月ほどかかるため、働き始めたい時期から逆算して応募する
  5. 通勤が難しい場合は、リモートワークができる職種かどうかを求人ごとに確認する

PR

選考を有利に進めたい人へ

KADOKAWAはインターンシップではなく学生アルバイトとして学生を受け入れていて、仕組みが他社と異なります。情報が散らばりがちな出版・エンタメ系は、逆求人・スカウトサービスで企業側の情報を受け取る方法もあります。

よくある質問

KADOKAWAにインターンシップはありますか

公式採用サイトでは、"インターンシップ"ではなく"学生アルバイト"として学生を受け入れていると明記されています。時給1,500円〜で、週1日〜週5日(平日のみ)働く形です。

学生アルバイトは早期選考につながりますか

公式の学生アルバイト募集ページには、本選考との関係や早期選考についての記載はありません。参加すれば有利になると決めつけず、案内される内容を確認してください。

28卒でも応募できますか

対象は「国内の大学院・大学に在学中の方」とされ、学年の指定は公式ページに書かれていません。条件は求人ごとに異なるため、求人詳細ページで確認してください。

複数の部門に同時に応募できますか

公式には、一度にエントリーできるのは1職種のみと書かれています。不採用となった後に他の職種へ応募することは可能です。

応募から働き始めるまでどのくらいかかりますか

公式には、応募から合格通知まで1か月〜1か月半程度、合格通知から就業開始まで1か月〜1か月半程度とあります。選考は書類選考と面接(1〜2回/部署による)です。

学業と両立できますか

勤務日数は週1日〜週5日(平日のみ)で、リモートワークができる職種もあります。公式のよくある質問では、各部署が学業の妨げにならないよう柔軟に対応していて、試験期間などの必須日や勤務時間の調整も可能と答えています。実際の勤務日と時間は配属部署と相談して決め、不安があれば選考時に相談できます。授業の予定と照らして、無理のない日数の求人を選んでください。

アルバイト経験がなくても応募できますか

公式の回答は「はい、もちろんです」です。どの職種も最初は先輩の指導やサポートを受けて仕事を覚え、慣れてきたら徐々に責任のある仕事を任せていく考えだと書かれています。

服装や髪色に決まりはありますか

ネイルと服装には基本の規定がなく、自由です。髪色と髪型は、派手すぎない範囲であれば問題ないとされています。

落選した求人にもう一度応募できますか

同じ求人への再応募はできません。それ以外の求人には応募できます。

遠方に住んでいても応募できますか

職種によっては、フルリモートワークや一部業務のリモートワークを取り入れている場合があります。日々の通勤が難しい人は、リモートワーク可能な職種を検討するよう公式で案内されています。

選考の準備は何から始めればよいですか

まず5つの部門区分から応募する仕事を選び、求人詳細ページで勤務地やリモートの可否、勤務日数を確かめるところから始めてください。選考は書類選考と面接です。本選考も見据えたESと適性検査の一般的な対策は、ES対策・体験談サイト比較、Webテスト・適性検査対策の進め方で確認できます。

同じ業界の他社と比べたい場合は、出版業界の就活|6社の募集要項に見る、総合出版と専門メディアの設計の違い【28卒】で確認できます。実際に募集要項を確認した各社の設計をまとめています。

KADOKAWAの公式採用サイトでは、学生の受け入れはインターンシップではなく学生アルバイトとして行うと明記されています。勤務地やリモートの可否は求人ごとに違うため、応募前に求人詳細ページを確認してください。

まとめ

  • KADOKAWAは"インターンシップ"ではなく"学生アルバイト"として学生を受け入れている
  • 対象は国内の大学院・大学に在学中の方で、時給1,500円〜、週1日〜週5日(平日のみ)、交通費は上限月5万円
  • 選考は書類選考と面接(1〜2回)で、応募から就業開始までは2〜3か月ほどかかる
  • 一度に応募できるのは1職種のみで、不採用後は他の職種に応募できる
  • 「10部門以上」「5日〜2か月以上」は就活情報サイトに載った過去の募集の表記で、公式ページにはない
  • 本選考との関係は公式ページに記載がない
  • 任される仕事は部門によって分かれ、編集の入稿・見本誌管理から生産管理の重版対応、海外向けSNSの運用まで幅がある
  • 応募は採用管理システムの求人ページから求人ごとに行い、2026年10月21日時点では編集3件とその他2件の求人が掲載されていた

参照した情報源

  • KADOKAWAグループ採用サイト「学生アルバイト募集」ページ(2026年10月5日確認、10月21日に再取得)
  • KADOKAWA採用管理システム(job.axol.jp)「現在募集中の求人」一覧と学生アルバイトの求人ページ(2026年10月21日取得)
  • 就活情報サイト各社のKADOKAWAインターンシップ紹介記事(2026年9月8日確認)
  • 文部科学省「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります」

以上は2026年10月5日にKADOKAWAグループ採用サイトで確認し、10月21日に採用サイトと応募ページを再取得した情報です。募集内容は変わることがあるので、応募の前に公式サイトで現在の募集状況をご確認ください。

-出版