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企業研究

航空業界の就活|6社の募集要項で分かった技術系中心の構成と、拠点に直結する開催地【28卒】

航空業界の就活と聞くと、客室乗務職とパイロットが思い浮かびます。ところが内定ナビが募集要項を確認した6社では、掲載されているプログラムの多くが技術系と業務企画職向けでした。整備、システム、空港インフラといった領域です。開催地も東京・千葉・宮崎・沖縄と分かれ、各社の拠点がそのまま反映されています。

この記事で扱う企業について

内定ナビが個別に募集要項を確認できた企業だけを対象にしています。募集要項が公開されていない企業や、マイページに登録しないと日程が分からない企業は、確認できた範囲で記載しています。この業界のすべての企業を網羅したものではありません。掲載順や社数に企業の評価は含んでいません。

6社の募集要項を確認して分かったこと

企業 立ち位置 確認できたプログラム 開催地
JAL 大手航空会社 業務企画職は企業研究編(2日間程度)→実践編(3日間程度)の2段階構成。自社養成パイロット、客室乗務職のコースもある 対面とオンライン
ANA 大手航空会社 日程・詳細は採用マイページ(ANA Recruiting Runway 2028)内で案内。公開ページは概要のみ 公式の公開ページには記載なし
スカイマーク 国内線中心の航空会社 プログラミング業務職業体験(2〜4日、実務型)/航空機整備の1日体験 東京
ソラシドエア 宮崎に本社を置く航空会社 「航空整備士とは?」セミナー&座談会(1日、文理不問、選考あり) 宮崎、WEB
日本トランスオーシャン航空 沖縄を拠点とするJALグループの航空会社 業務企画職(事務系・技術系)2Days、客室乗務員職1Day(28卒向けは終了) 沖縄
成田国際空港 空港の運営会社 事務系(空港マネジメント)と技術系(空港インフラ)の2プログラム 千葉、WEB

掲載されているのは技術系・業務企画職が中心

6社の募集要項を並べると、客室乗務職やパイロットのプログラムを掲載しているのはJALと、客室乗務員職1Dayを開いた日本トランスオーシャン航空でした。それ以外に確認できたのは次の領域です。

領域 企業 内容
航空機整備 スカイマーク、ソラシドエア 整備の仕事を知る1日プログラム
システム・プログラミング スカイマーク プログラミング業務職業体験(実務型)
業務企画(事務系・技術系) 日本トランスオーシャン航空 業務企画職(事務系・技術系)2Days
空港インフラ 成田国際空港 エアポートエンジニアの仕事
空港マネジメント 成田国際空港 空港運営の事務系業務
路線計画・営業など JAL 業務企画職

航空業界を志望するとき、客室乗務職とパイロット以外の入口のほうが多いという事実は押さえておく価値があります。飛行機を飛ばすには、整備する人、システムを動かす人、滑走路とターミナルを維持する人、路線を計画する人が必要です。インターンシップの募集はその現実を映しています。

開催地が拠点と直結している

他業界では東京開催とWEB開催が中心ですが、航空業界は各社の拠点がそのまま開催地になります。

企業 開催地 理由として読めること
日本トランスオーシャン航空 沖縄(技術系はマイナビ掲載で那覇空港、メンテナンスセンター) 本社と整備拠点が沖縄にある
ソラシドエア 宮崎、WEB 本社が宮崎にある
成田国際空港 千葉、WEB 空港そのものが事業の場所
スカイマーク 東京 羽田を拠点とする

成田国際空港(マイナビの掲載で交通費の一部支給あり)を除き、交通費・宿泊費の支給についての記載がないか、支給なしと明記されています。地方開催のプログラムに参加する場合、費用は自己負担になる前提で考える必要があります。一方で、オンライン開催を併設する企業もあります。

日数の要件を満たすプログラムが見当たらない

2022年6月改正の三省合意(文部科学省・厚生労働省・経済産業省)では、企業が取得した学生情報を採用選考に使えるのは、汎用的能力活用型で5日間以上、専門活用型で2週間以上の要件を満たす場合に限られます。

企業 実施日数 5日以上の要件
JAL 企業研究編2日間程度+実践編3日間程度 単独では満たさない。合算の扱いは公表情報からは判断できない
ANA 公式の公開ページに記載なし(マイページ内で案内) 不明
スカイマーク 2〜4日/1日 満たさない
ソラシドエア 1日 満たさない
日本トランスオーシャン航空 2日(業務企画職)/1日(客室乗務員職) 満たさない
成田国際空港 1日/2〜4日 満たさない

確認できた範囲では、5日以上の要件を明確に満たすプログラムはありませんでした。他業界、たとえばメーカーやIT・通信では2週間以上のプログラムが複数あるのと対照的です。判別の考え方はインターン優遇とは?早期選考・選考免除の仕組みを一次資料で解説【28卒】にまとめました。

選考の有無が企業で分かれる

選考の形 企業
2段階の構成(実践編は企業研究編の参加者へ案内、進む基準は非公表) JAL
選考あり ソラシドエア、成田国際空港(マイナビ掲載)
選考あり(応募者多数の場合) 日本トランスオーシャン航空
記載なし スカイマーク
マイページ登録後に案内 ANA

ソラシドエアは1日のプログラムでありながら選考ありと明記しています。1日のプログラムを選考なしの先着順とする企業が多い中では、少数派です。

応募の入口が早く、締切が分散している

企業 応募締切 状況
日本トランスオーシャン航空 2026年7月21日17時 終了
ソラシドエア 2026年8月25日 終了
スカイマーク 2026年9月24日(プログラミング業務職業体験) 実施は10月・12月
成田国際空港 2026年11月30日(マイナビの応募締切日欄。扱いは未確認) マイナビ掲載の開催日はすべて終了
JAL 業務企画職の冬の企業研究編はエントリー10月2日〜11月3日23時59分(夏は5月15日〜7月15日で終了) 受付中(2026年10月3日確認)。実践編は2027年2月

JALの夏のエントリーは5月開始でしたが、業務企画職は冬の企業研究編が10月2日に始まり、11月3日まで受け付けています。大学3年の春の時点で動き始めないと入口に間に合わない企業がある、というのが航空業界の特徴です。ANAのように、マイページを登録しないと日程が分からない企業もあります。志望度が高いなら、早い段階で各社のマイページを作っておくのが実務的です。

秋以降の選択肢としては、JAL業務企画職の冬の企業研究編(締切11月3日)、スカイマークの10月・12月開催があります。成田国際空港はマイナビの応募締切日欄が11月30日のままですが、掲載の開催日はすべて終了しており、受付が続いているかは確認できていません。他業界を含む秋冬のプログラムは秋冬インターンと早期選考の関係にまとめました。

航空会社と空港会社は別の事業

成田国際空港株式会社は、航空機を運航する会社ではありません。滑走路や旅客ターミナルの整備・運用、テナントの誘致、航空会社との交渉、周辺地域との調整を担う会社です。

同じ「空港で働く」でも、航空会社の地上職、空港運営会社の社員、グランドハンドリング会社の社員では、雇用主も仕事の性格も違います。志望動機を作るとき、この区別ができているかどうかは面接で見られる部分です。

よくある質問

客室乗務職のインターンシップはありますか

確認した6社では、JALが客室乗務職のコースを実施しています。日本トランスオーシャン航空も28卒向けに客室乗務員職1Dayを開きました(受付・開催とも終了)。ANAは日程・詳細がマイページ「ANA Recruiting Runway 2028」内の案内となっており、公開ページには概要しか載っていませんでした。

文系でも技術系のプログラムに参加できますか

ソラシドエアの航空整備士プログラムは文理不問と明記されています。他社は応募資格の記載がないか、4年制大学・大学院・高等専門学校専攻科という形で示されています。ただし日本トランスオーシャン航空の業務企画職(技術系)は理系の在籍者、成田国際空港の技術系はマイナビの掲載で理系学部の在籍者が対象です。

日数の要件を満たす企業はどこですか

確認した範囲では、5日以上の要件を明確に満たすプログラムはありませんでした。JALは企業研究編と実践編の合計が5日に達するかどうか、公表情報からは判断できません。

地方の航空会社は交通費が出ますか

ソラシドエアは報酬・交通費の支給なし、日本トランスオーシャン航空は公式の案内で交通費等は自己負担と記載されています。ソラシドエアはオンライン開催も用意されています。

いつから動き始めればよいですか

JALの夏のエントリーは5月15日開始でした(冬の企業研究編は10月2日〜11月3日)。日本トランスオーシャン航空の締切は7月21日、ソラシドエアは8月25日です。大学3年の春から夏にかけてが最初の山になります。

秋以降に応募できるプログラムはありますか

JAL業務企画職の冬の企業研究編(エントリー11月3日23時59分まで、夏のインターン不参加者が対象)、スカイマークのプログラミング業務職業体験(締切2026年9月24日、実施は10月・12月)が該当します。成田国際空港の2プログラムはマイナビの応募締切日欄が2026年11月30日ですが、掲載の開催日はすべて終了しており、受付の扱いは確認できていません。

空港で働く仕事にはどんな種類がありますか

航空会社の地上職、空港運営会社の社員、グランドハンドリングを担う会社の社員などがあります。雇用主も仕事の内容も異なります。この記事で扱った成田国際空港は空港運営会社にあたります。

客室乗務職やパイロットのイメージが強い業界ですが、掲載されているプログラムの多くは技術系・業務企画職向けです。志望する職種が実際に募集されているか確認してください。

まとめ

  • 確認した6社で、掲載されているプログラムの多くは技術系と業務企画職向け
  • 客室乗務職・パイロットのコースを掲載しているのはJALと、客室乗務員職1Dayを開いた日本トランスオーシャン航空(28卒向けは終了)
  • 開催地は東京・千葉・宮崎・沖縄と各社の拠点に直結する。交通費の支給はないか記載なしの企業が多い(成田国際空港はマイナビの掲載で一部支給)
  • 5日以上の要件を明確に満たすプログラムは、確認できた範囲では見当たらなかった
  • JALの夏のエントリーは5月開始、冬の企業研究編は11月3日まで。大学3年の春から動く必要がある
  • 航空会社と空港運営会社は別の事業。志望先の区別を先に整理しておく

→ 業界研究まとめ|内定ナビが扱う14業界を一覧で比較

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業界 記事で扱っている要点
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参照した情報源

  • 各社の28卒向け募集要項(採用サイトおよびマイナビ2028、2026年9月に内定ナビで確認)
  • 文部科学省・厚生労働省・経済産業省「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に関する基本的考え方」(令和4年6月13日改正、2026年9月確認)。4類型の定義、タイプ3の実施期間要件・実施時期要件

各社の日程と締切は、この一覧を確認した後に変わる場合があります。応募の前に、表にある各社の最新の募集要項をご確認ください。

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