NTTドコモの「現場受け入れ型インターンシップ」は2週間の実務挑戦で、参加後は配属確約のあるコースにエントリーできると公式に明記されています。専門性が高い人には入社時の待遇にも反映されます。
現場受け入れ型は2週間、配属確約コースの入口
公式サイトによれば、現場受け入れ型インターンシップは「最前線のプロジェクトでの2週間の実務挑戦」で、実際の職場で社員と共にプロジェクトに参画し、メンターによる実務レビューを受ける形式です。100種類以上のエンジニアポストが用意されています。
参加後は「配属確約ができるポスト確約型WILLコース」へのエントリーが可能になり、さらに専門性が高く社内基準を満たす場合は「グレード5」での高待遇入社が提示されるとされています。優遇の内容が段階的かつ具体的に明記されている点が、他社のインターンと比べて特徴的です。
実施日数を制度の要件に照らす
2022年の3省合意改正では、インターンシップで取得した学生情報を採用選考に使えるのは、実施期間が5日間以上(専門活用型は2週間以上)などの要件を満たすプログラムに限られることになりました。
現場受け入れ型インターンシップの2週間という期間は、専門活用型の要件(2週間以上)を満たす水準です。ポスト確約型WILLコースという明確な優遇ルートが用意されているのも、この期間の長さと整合的です。
コースは6種類、性質がそれぞれ異なる
ドコモのインターンシップは現場受け入れ型のほかに5種類あります。
| コース | 期間・形式 | 特徴 |
|---|---|---|
| 現場受け入れ型 | 2週間 | 実プロジェクト配属。ポスト確約型WILLコースの入口 |
| ビジネス創造(事業別・イノベーション) | 5days | 6フィールドから選択 |
| 地域別ファンマーケティング(夏開催) | 5日間集中 | Jリーグクラブの経営課題がテーマ |
| ハッカソン | 短期集中 | 現場受け入れ型との併願のみ可、単願も可 |
| バーチャルインターンシップ | オンライン、随時 | 3ステップ完了で早期ジョブマッチング面談の権利 |
| 3MONTHSファンマーケティング(春開催) | 4〜6月の約3か月 | 関信越支社主導、ハイブリッド形式 |
公式サイトの注記によれば、現場受け入れ型・ビジネス創造(事業別)の参加者はポスト確約型WILLコースに加えてオープン・WF確約型WILLコースにも応募でき、ハッカソンは現場受け入れ型との併願のみ可能(ハッカソン希望者は単願)、ファンマーケティング系は各コース間で併願可能とされています。
そこから読み取れること
コースごとに優遇の重さが違うことが、期間と併願条件の両方から読み取れます。現場受け入れ型は期間が最も長く、配属確約という具体的な優遇があり、他コースとの併願条件も緩やかです。一方でバーチャルインターンシップは「早期ジョブマッチング面談へのエントリー権」止まりで、確約までは踏み込んでいません。
IT・通信各社の設計を並べる
IT・通信はインターンシップを採用の中心に据える動きが進んでいます。夏の時点で本選考が動いていると考えて日程を組むほうが実態に合います。
| 企業 | 確認できたプログラム | 選考・配属との関係 |
|---|---|---|
| NTTドコモ | 2週間の現場受け入れ型 | 配属確約への入口 |
| LINEヤフー | 2〜6週間 | 採用のメインルート |
| サイバーエージェント | 3日間、参加までに4回の選考 | 内定直結型と明記 |
| ソフトバンク | 7日間のTURE-TECH | 本選考の一部免除を明記 |
| 楽天グループ | 5日間 | 選考直結と明記 |
| NTTデータグループ | 現場受入れ型5日間〜1か月程度 | 配属先優遇の可能性 |
| PKSHA Technology | 10日間(報酬20万円)/長期就業型 | 成果を選考の一部として評価 |
| KDDI | 業務系1day、技術系は5日間 | 記載なし |
| 日立製作所 | インターンシップは2週間、他はワークショップ | 2週間は専門活用型の水準 |
| Sky株式会社 | 9プログラムから系統ごとに1つ | プログラムによる |
| キーエンス | 理系向けは公式に1日で完了 | 要件を満たさない |
| TIS | 1日のワークショップ、WEB開催 | 選考なし(先着順) |
| SCSK | 2〜4日のシスキャリセミナー | 複数ステップの選考あり |
| 日鉄ソリューションズ | 5日〜2週間未満の企画体験/1日オンライン | ES・適性検査・面接あり |
| NTTドコモソリューションズ | 冬に5日間の現場受入型(12月、ES締切10月30日)と半日のオンライン仕事体験 | 5日間の参加者に限定の早期選考 |
| 伊藤忠テクノソリューションズ | 2〜4日の職種理解型ワークショップ、WEB開催 | ES・適性検査あり |
本選考の準備としては、エントリーシートの書き方をES対策・体験談サイト比較、適性検査の形式差をWebテスト・適性検査対策の進め方で確認できます。優遇の有無の見分け方はインターン優遇とは?早期選考・選考免除の仕組みを一次資料で解説【28卒】にまとめています。
事業を知っておく
NTTドコモは通信キャリア事業を中核に、金融・決済(dポイント、d払いなど)、エンタメ、法人向けソリューションへと事業領域を広げています。現場受け入れ型で「100種類以上のエンジニアポスト」が用意されているのは、通信インフラだけでなく多角化した事業領域それぞれに開発ニーズがあることの表れです。
志望動機を考える際は、通信キャリアとしての側面だけでなく、どの事業領域のエンジニアポストに関心があるかを具体的に持っておくと、現場受け入れ型の配属選考で有利に働きます。
応募の前に決めておくこと
- 2週間の現場受け入れ型を軸にするか、5daysのビジネス創造や他のコースにするか
- 現場受け入れ型は100種類以上あるエンジニアポストのうち、どの領域を志望するか
- グレード5の高待遇入社は「専門性が高く当社基準を満たす方」が条件。自分の専門性がどう評価され得るか整理しておく
他社の併願条件とあわせて確認したい場合は、インターンの併願はどこまでできるか|150社で確認した制限あり13社・併願可8社と、記載がない場合の考え方【28卒】をご覧ください。制限のパターンを4つに整理しています。
よくある質問
ポスト確約型WILLコースとは何ですか
現場受け入れ型・ビジネス創造(事業別)インターンシップの参加者だけが応募できるコースで、配属確約があるとされています。詳細な選考内容は公式サイトに明記がなく、エントリー後の案内で確認する必要があります。
グレード5とはどんな待遇ですか
公式サイトには「専門性が高く当社基準を満たす方には、グレード5での高待遇入社が提示される」とのみ記載があり、具体的な給与水準や判定基準は公開されていません。
文系でも現場受け入れ型に参加できますか
コースの対象学部について公式サイトに明記が見当たりませんでした。志望ポストの募集要項で確認してください。
ハッカソンと現場受け入れ型は両方エントリーできますか
公式サイトの注記によれば、現場受け入れ型希望者はハッカソンのみ併願可能です。ハッカソン希望者は単願のみとされています。
バーチャルインターンシップだけでも早期選考につながりますか
公式サイトには「早期ジョブマッチング面談へのエントリー権」を得られるとありますが、その先の選考の詳細は明記されていません。
配属確約とはどこまでの約束ですか
現場受け入れ型に参加すると、配属確約のあるコースにエントリーできると明記されています。参加が確約そのものではなく、入口になるという整理です。
2週間は制度上どう扱われますか
専門活用型の日数水準にあたります。実プロジェクトに配属される形式である点も、就業体験を必須とする要件と整合します。
5daysのコースとはどう違いますか
ビジネス創造や地域別ファンマーケティングは5日間集中の設計です。日数の面では汎用的能力活用型の水準にあたりますが、配属確約への入口とされているのは現場受け入れ型です。
PR
選考を有利に進めたい人へ
NTTドコモの現場受け入れ型は2週間で、参加後には配属確約のあるWILLコースへエントリーできると公式に書かれています。IT・通信を広く見る間、逆求人・スカウトサービスとの併用も選べます。
同じ業界の他社と比べたい場合は、IT・通信業界の就活|20社の募集要項に見る選考直結型と配属確約【28卒】で確認できます。実際に募集要項を確認した各社の日数と選考の関係をまとめています。
現場受け入れ型インターンシップは2週間の実務型です。参加後は配属確約コースへのエントリーが可能になりますが、専門性や社内基準によって待遇が変わる仕組みのため、内容をよく確認してから応募してください。
まとめ
- 現場受け入れ型は2週間の実務型インターン。専門活用型の期間要件を満たす
- 参加後はポスト確約型WILLコースへの道が開ける。専門性次第でグレード5の高待遇入社も明記
- コースは6種類あり、期間と併願条件から優遇の重さの違いが読み取れる
- 100種類以上のエンジニアポストがあり、応募前にどの事業領域を志望するか決めておく必要がある
参照した情報源
- NTTドコモ採用サイト インターンシップページ(2026年9月6日確認)
- 文部科学省「令和5年度から大学生等のインターンシップの取扱いが変わります」
- https://information.nttdocomo-fresh.jp/fresh/internship/(2026年9月26日に公式ページで再確認)
- https://information.nttdocomo-fresh.jp/fresh/internship/on-site-internship/(2026年9月26日に公式ページで再確認)
掲載している日程や条件は、NTTドコモ採用サイト インターンシップページを2026年9月6日に確認した時点のものです。NTTドコモの現場受け入れ型インターンシップで用意されるエンジニアポストや、6種類のコース構成は、年度が変わると入れ替わります。応募前にドコモの公式採用サイトで最新の掲載をご確認ください。