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企業研究

メーカー業界の就活|22社の募集要項を確認して分かった日数と選考の傾向【28卒】

メーカー志望の就活で最初につまずくのは、志望する会社が多すぎて日程が組めなくなることです。内定ナビでは22社の募集要項を実際に確認しましたが、インターンシップの日数は2時間から2カ月未満まで開きがありました。この記事では、確認できた事実をもとに業界の構造と選考の特徴を整理します。

この記事で扱う企業について

内定ナビが個別に募集要項を確認できた企業だけを対象にしています。募集要項が公開されていない企業や、マイページに登録しないと日程が分からない企業は含んでいません。人気企業や業界大手から、一次情報が取れたものを順に記事化しているため、この業界のすべての企業を網羅したものではありません。掲載順や社数に企業の評価は含んでいません。

22社の募集要項を確認して分かったこと

2026年9月時点で、内定ナビが個別に募集要項を確認したメーカー22社を、三省合意(2022年6月改正)の日数要件で分類しました。汎用的能力活用型は5日間以上、専門活用型は2週間以上が要件です。分類は2026年9月時点で実際に応募できるプログラムの日数を基準にしています。

分類 社数 該当企業
5日以上のプログラムがある 13社 トヨタ自動車、ソニーグループ、パナソニック、ダイキン工業、富士フイルム、花王、旭化成、ロッテ、信越化学工業、三菱電機、東芝、IHI、本田技研工業
要件に届かない 6社 川崎重工業(5days・2weekの回は募集終了、公式で募集予定の2件は3日間・2日間)、味の素食品(1日)、バンダイ(2時間)、資生堂(1Day)、日産自動車(R&Dエンジニア体験会1日は終了、11月はオンラインのワークショップ4時間・本部リアルトーク約90分)、キヤノン(理系向け5日〜2週間未満は募集終了、現在受付中は文理不問のWEB1day「キホンのキ」のみ(締切2027年2月28日))
テーマ・コースによる 2社 三菱重工業、サントリー
インターンシップという名称のプログラムがない 1社 任天堂

22社中13社、約6割は5日以上のプログラムを持っています。他業界と比べて長期の受け入れに積極的なのがメーカーの特徴です。就業体験を伴う実習形式が成立しやすい業態であることが背景にあると考えられます。一方で日産自動車のように、半日の仕事体験でも交通費・宿泊費を支給する例もあり、日数の長さと待遇の手厚さは必ずしも比例しません。キヤノンのように、要件を満たす水準のコースを持ちながら応募自体は先に締め切られている例もあります。

日数の内訳

企業 確認できた日数 待遇で目立つ点
富士フイルム 事務系は5Days、早期選考優遇あり —
ソニーグループ 職場密着で2〜4週間 —
ダイキン工業 DRIVEは最大3週間 交通費全額、食事補助1日2,000円、遠方は宿泊施設
トヨタ自動車 5日〜2週間未満/2週間〜1カ月未満 —
東芝 1週間・2週間のコースから選択(年3回) 交通費・昼食補助、宿泊は会社手配(公式)
パナソニック 1〜2週間のOJT(テーマ600種類以上) —
花王 R&Dは2週間、デジタル戦略部門は1泊2日 —
三菱電機 職場実習型5日〜2週間未満 交通費・宿泊費とも支給
IHI 冬季5日間(12月、10月19日締切)/夏季5日間・10日間(終了) 昼食補助費、交通費(実習分)、条件付きで宿泊施設を用意
旭化成 技術系5日〜2週間未満、事務・MRは1日(マイナビ2028掲載) —
信越化学工業 1Dayは半日、5Daysは現地5日間 —
ロッテ マーケティング5日間、研究2日間 —
本田技研工業 技術系5日間(冬は約49コース) —

長期のプログラムほど交通費や宿泊費の支給が付く傾向があります。5日以上を現地で過ごす前提なので、企業側も負担を見込んでいるためと考えられます。地方在住で参加を検討する場合、この支給の有無が実質的な応募判断の材料になります。

技術系と事務系で入口が分かれる

メーカーのインターンシップは、技術系と事務系で日数も選考も別物です。確認した22社のうち、技術系のみを募集していた企業が目立ちました。

区分 傾向 例
技術系 5日以上の実習型が中心。研究室の日程との調整が必要 三菱電機、IHI、トヨタ、旭化成
事務系 短期または長期に二極化。募集自体がない企業もある 富士フイルム(5Days)、旭化成(1日)
職種別 営業やデジタル部門を個別に募集 東芝(法人営業)、花王(デジタル戦略部門)

文系学生がメーカーを志望する場合、技術系向けのプログラムしか出ていない企業が一定数あることを前提に日程を組む必要があります。東芝のように法人営業を体験職種に含める企業は例外的です。

選考の特徴

確認した範囲では、エントリーシートに加えて適性検査や筆記試験を課す企業が複数ありました。トヨタ自動車はエントリーシート提出後に筆記試験、三菱電機はエントリーシート・適性検査・面談の3段階です。

技術系の場合、研究内容を専門外の人に説明できるかが問われます。研究室の専門用語をそのまま使うと伝わりません。事務系は、なぜその製品分野なのかを説明できるかが分かれ目になります。

形式ごとの対策はWebテスト・適性検査対策の進め方、書類の書き方はES対策・体験談サイト比較にまとめています。

締切と実施時期の傾向

時期 動き
4〜6月 夏インターンの応募締切が集中(IHIはマイナビ2028掲載で6月10日、三菱電機 6月14日、トヨタ 6月30日)
8〜9月 夏の実施期間。重工・電機は日程が重なりやすい
10〜12月 冬のプログラムの募集(富士フイルムの冬季は10月26日締切)

メーカーの夏インターンは6月に締切が集中します。大学3年の春から動いていないと、応募の入口に立てません。研究室の予定と重なる時期でもあるため、指導教員との調整も早めに始めておく必要があります。

志望動機で問われること

メーカーは事業領域が広く、社名だけでは何を作っているかが特定できない企業が多くあります。三菱電機は重電から家電まで、旭化成は繊維からヘルスケアと住宅まで、東芝はエネルギーからデバイスまで扱います。

この幅の広さは志望動機の焦点をぼかす原因になります。関心のある製品分野が、その会社のどの事業に属するのかを確認してから書くと、説明が具体的になります。事業所が全国に分散している企業では、勤務地の希望も現実的な検討事項です。

よくある質問

メーカーのインターンは長期のものが多いのですか

内定ナビが確認した22社のうち13社が5日以上のプログラムを持っていました。他業界より長期の受け入れに積極的な傾向があります。

文系でもメーカーのインターンに参加できますか

企業によります。技術系のみを募集している企業が一定数あるため、事務系や営業職の枠があるかを募集要項で確認してください。

交通費や宿泊費は出ますか

長期のプログラムでは支給される例が多く見られます。三菱電機は交通費・宿泊費とも支給、IHIは昼食補助費も支給、ダイキン工業は食事補助費が1日2,000円と記載されています。日産自動車は1日の仕事体験でも交通費支給・遠方者への前泊ホテル手配があり、日数が短くても手厚い例があります。

応募はいつから準備すればよいですか

夏インターンの締切は6月に集中します。IHIは6月10日(マイナビ2028掲載)、三菱電機は6月14日でした。春のうちに研究内容を説明できる状態にしておく必要があります。

参加すると選考で有利になりますか

日数の要件を満たすプログラムであっても、選考への影響を明記している企業は少数です。サントリーは複数日程型を選考直結と明記していますが、他社は記載がありません。

どの企業から見ればよいですか

関心のある製品分野から絞るのが確実です。各社の募集要項は個別記事にまとめているので、日数と選考の設計を比べてから応募先を決めてください。

→ 業界研究まとめ|内定ナビが扱う14業界を一覧で比較

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選考を有利に進めたい人へ

メーカー22社を確認すると、5日以上のプログラムを持つのは13社でした。日程が重なりやすい業界なので、逆求人・スカウトサービスを並行して使い、応募先を絞り込む手もあります、比較記事で選び方を見られます。

インターンシップの日数は2時間から2カ月未満まで開きがあります。志望企業を絞り込む前に、まず各社の拘束日数を確認してスケジュールを組んでください。

まとめ

  • 確認した22社のうち13社が5日以上のプログラムを持ち、長期の受け入れに積極的
  • 長期のプログラムほど交通費や宿泊費の支給が付く傾向がある。ただし日産自動車のように1日でも交通費・宿泊費を支給する例もある
  • 技術系と事務系で日数も選考も別で、技術系のみ募集する企業も一定数ある
  • 夏インターンの締切は6月に集中し、春からの準備が前提になる
  • 事業領域が広い企業が多く、関心のある製品分野を特定してから志望動機を書く

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内定ナビでは、募集要項を確認できた企業を業界ごとにまとめています。併願先を探すときや、業界による選考設計の違いを見るときにご覧ください。

業界 記事で扱っている要点
IT・通信業界 20社の募集要項に見る選考直結型と配属確約
金融業界 20社の募集要項で分かった「5days」と実日数のずれ
広告・マスコミ業界 14社の募集要項に見る動画提出と選考直結の有無
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航空業界 6社の募集要項で分かった技術系中心の構成と開催地
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参照した情報源

  • 本文中に挙げた各社の募集要項(マイナビ2028および各社採用サイト、2026年9月確認)。個別の内容は各企業の記事に記載しています
  • 文部科学省・厚生労働省・経済産業省「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方」(2022年6月改正)

募集内容は年度ごとに変わります。応募の前に必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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