インターンの選考は何段階あるかを表した内定ナビ作成の図(業界の色、カレンダー、記事の要点の絵)

就活対策

インターンの選考は何段階あるか|フローを公表する43社の実例と、落ちた段階別の見直し方【28卒】

同じインターンシップでも、申し込めば参加できる企業と、4段階の選考を通らなければ参加できない企業があります。内定ナビが募集要項を確認した150社のうち、選考フローを読み取れたのは43社でした。この記事では、その43社の選考の重さを整理し、どの段階で落ちたかによって見直す場所が変わることを示します。

この記事は各社の募集要項をもとにしています(2026年9月に内定ナビで確認)。選考の内容は変更されることがあるため、応募の前に各社の採用ページをご確認ください。

選考フローを公表している企業は3割にとどまる

150社の募集要項を確認したところ、選考の段階が具体的に読み取れたのは43社でした。残る107社は「選考あり」とだけ記載されているか、選考についての記載がありません。

応募する側から見ると、何を準備すればよいかが事前に分からない企業のほうが多い、ということです。フローを公表している企業は、その分だけ準備の計画を立てやすくなります。

選考なしで参加できる8社

企業 プログラム 日数
TIS Real Business Workshop(文理不問、全学年) 1日
セブン-イレブン・ジャパン 仕事体験(6種類) 1日
イオンリテール AEON仕事体験 1日
高島屋 業界・企業研究&質問会 1日
しまむら 社員体感ワークショップ(半日)、オープン・カンパニー(WEB)。名称に「選考無し」とある(マイナビ2028掲載) 1日
フジテレビ オリジナル番組制作体験コース(低学年も対象) 1日
NTTドコモソリューションズ ドコソルフェスティバル(交通費一律2万円支給) 1日
セコム 【1day】営業体験/企画業務体験(先着順。2days以上のコースには選考あり) 1日

いずれも1日のプログラムです。ただし先着順のため、締切前でも定員に達すると受付が終わります。日程の確認が実質的な勝負になります。

選考の段階数で分けて見る

5段階

企業 選考フロー
東芝 マイナビからエントリー→適性検査→個別面接(複数回予定)→エントリーシート提出→参加決定
テレビ東京 CHANNEL登録→ES・動画提出→書類選考→WEB面接→最終合否
DeNA マイページ登録→WEBテスト/エントリーシート→複数回の面接→最終面接またはインターンシップ参加→内定(早期選考)

東芝は面接の後にエントリーシートを提出する順序になっています。一般的な順序と違うため、募集要項を読まずに準備すると手戻りが起きます。

4段階

企業 選考フロー
スクウェア・エニックス エントリーシート提出→適性検査→面接(個別・グループ)複数回→参加決定
東映 本エントリー(ES・WEBテスト①)→一次選考(動画提出・WEBテスト②)→二次選考(AI面接・グループディスカッション)→最終合否
三越伊勢丹 エントリーシート提出/適性検査/企画書提出/グループディスカッション
IHI エントリーシート提出・適性検査→1次選考(書類)→2次選考(WEB面接)→参加意思確認
みずほ信託銀行 エントリーシート→筆記試験→適性検査→個別面接(1回)
ソフトバンク エントリー→書類選考→面接・グループディスカッション→参加者決定
サイバーエージェント 参加までに4回の選考。応募は一人1回まで
GMOインターネットグループ 1カ月就業型は書類選考→オンライン面接→AI活用ワーク→対面面接

東映はWEBテストを2回、動画提出とAI面接まで課します。1日や数日のプログラムでも、本選考に近い密度の選考が組まれる例があります。日数と選考の重さは比例しません。

3段階

企業 選考フロー
日鉄ソリューションズ エントリーシート提出→適性検査→個別面接1回(予定)
ニトリ エントリーシート→WEBテスト→二次選考
トヨタ自動車 マイナビエントリー→エントリーシート→筆記試験→参加決定
吉本興業 WEBエントリー→面接ほかの選考→参加者決定
SMBC日興証券 エントリーシート提出+Webテスト受検(同日締切)→通過者のみ案内→Web面接
NHK エントリー→書類選考→WEB面接→参加決定

選考なし(抽選)

企業 プログラム 日数
大成建設 理系向けの秋冬の各募集(2時間のオンラインセミナーから本社での3日間まで。応募者多数の場合は抽選) 2時間〜3日間
日本政策金融公庫 インターンシッププログラム(応募者多数の場合はエントリーシート選考のうえ、合格者からさらに抽選) 1日

参加者の決め方には選考と先着順のほかに「抽選」があります。150社の中で抽選と明記していたのは大成建設・日本政策金融公庫などでした。ただし中身は同じではありません。大成建設の理系向けの募集は応募者多数の場合に抽選、日本政策金融公庫は応募者多数の場合にエントリーシート選考を行い、その合格者からさらに抽選するという2段構えです。同じ「抽選」でも、書類が評価される段階があるかどうかで準備の要否が変わります。

2段階

企業 選考フロー
CTC エントリーシート提出、適性検査
パーソルキャリア 面接(個別)を2回
みずほフィナンシャルグループ 書類選考(WEBテスト・適性検査を含む)→本番。適性検査はグループ共通で1回のみ
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 3コースともエントリーシート・WEB適性検査による書類選考→参加決定
三菱UFJリサーチ&コンサルティング 応募者多数の場合はエントリーシート等による選考→参加決定。経営コンサルティングコースは一部AIを活用した面接
日本経済新聞社 エントリーシート提出→オンライン面接
ADKホールディングス エントリー課題提出→グループディスカッション
ファーストリテイリング 適性検査・エントリーシート→複数回の面接

何が課されるか

選考フローが読み取れた43社で、課される内容の出現数を数えました。

選考の内容 企業数
面接(個別・グループを含む) 20社
エントリーシート 17社
適性検査 12社
選考なし・先着順 8社
書類選考 6社
WEBテスト・Webテスト 4社
グループディスカッション 4社
動画提出 3社
筆記試験 2社
企画書提出 1社
ポートフォリオ 1社
AI面接 1社
エントリー課題 1社
AI活用ワーク 1社

面接とエントリーシートと適性検査の3つで、大半のフローが構成されています。この3つを先に仕上げておけば、多くの企業に応募できる状態になります。

動画提出(東映、テレビ東京など)や企画書提出(三越伊勢丹)、ポートフォリオ(セガのデザイナー向け)は、業界が限られます。志望業界が決まってから準備すれば間に合います。

落ちた段階で見直す場所が変わる

どこで通らなかったかによって、次にすべきことは違います。

落ちた段階 見直す場所
書類選考・エントリーシート 設問への答え方、文字数の使い方、応募資格を満たしているかの再確認
適性検査・WEBテスト・筆記試験 形式ごとの対策。企業によって使う検査が違う
グループディスカッション 役割の取り方、議論への入り方
面接 話す内容の具体性。エントリーシートに書いたことと矛盾していないか
先着順で埋まった 選考の問題ではない。募集開始日の把握が対策になる

最後の行は見落とされがちです。選考なしの先着順プログラムで参加できなかった場合、それは評価の結果ではありません。締切日ではなく募集開始日を押さえ、早く申し込むことが対策になります。

エントリーシートの書き方はES対策・体験談サイト比較|通過ESと選考フローを事前に知る3選、適性検査の形式差はWebテスト・適性検査対策の進め方|SPI・玉手箱の違いと確認事項で扱っています。

選考の重さと日数は比例しない

企業 日数 参加前の選考
三越伊勢丹 2〜4日 4段階(ES・適性検査・企画書・グループディスカッション)
東映 5日間 4段階(WEBテスト2回、動画提出、AI面接、グループディスカッション)
サイバーエージェント 3日間 4回の選考。応募は一人1回まで
しまむら 2カ月以上(2026年9月時点の掲載) 面接、適性検査(店舗で実施、履歴書持参)。10月5日時点の掲載ではこのプログラムを確認できない
セブン-イレブン・ジャパン 1日 なし(先着順)

2026年9月時点の掲載では、しまむらは2カ月以上のプログラムで、選考は面接と適性検査でした(10月5日時点の掲載では確認できません)。一方、三越伊勢丹は2〜4日で4段階。日数の長さから選考の重さを推測すると、準備の見積もりを誤ります。

組み立て方

  1. エントリーシート、適性検査、面接の3つを先に仕上げる。43社中の大半がこの組み合わせ
  2. 選考なしのプログラムで場数を作る。TISやセブン-イレブン・ジャパンは1日・先着順
  3. 志望業界が決まったら、その業界特有の課題(動画・企画書・ポートフォリオ)に着手する
  4. 応募は一人1回までの企業(サイバーエージェント)を先に処理する

併願の制限についてはインターンの併願はどこまでできるか|150社で確認した制限あり13社・併願可8社と、記載がない場合の考え方【28卒】にまとめています。

よくある質問

選考なしのプログラムはどこですか

確認できた8社は、TIS、セブン-イレブン・ジャパン、イオンリテール、高島屋、しまむら、フジテレビ、NTTドコモソリューションズ、セコム(1dayコース)です。いずれも1日のプログラムで、しまむら以外は先着順です。しまむらは名称に「選考無し」とあり、先着順かどうかは10月5日時点の掲載で確認できません。

選考が一番重いのはどこですか

段階数では東芝とテレビ東京が5段階です。内容では東映がWEBテスト2回、動画提出、AI面接、グループディスカッションを課します。

選考フローが書かれていない企業はどうすればよいですか

150社のうち107社は具体的なフローが読み取れませんでした。エントリーシート、適性検査、面接の3つを準備しておけば、多くの形式に対応できます。

1日のプログラムでも選考がありますか

あります。ソラシドエアの1日プログラムは選考ありと明記されています。TBSの1日のお仕事体験もエントリーシート提出と個別面接があります。日数と選考の有無は連動しません。

先着順で埋まってしまいました

選考の結果ではありません。募集開始日を把握し、早めに申し込むことが対策になります。企業によっては複数回開催されるため、次の回を確認してください。

動画提出はどの業界で多いですか

確認した範囲では、東映とテレビ東京というメディア・エンタメ業界で見られました。松竹や東宝も動画や企画書の提出を課しています。

AI面接を使う企業はありますか

確認した範囲では東映(二次選考でAI面接とグループディスカッション)と三菱UFJリサーチ&コンサルティング(経営コンサルティングコースで「一部AIを活用した面接」と記載)の2社です。録画形式に慣れていない場合は、事前に練習しておくと落ち着いて臨めます。

適性検査は企業によって違いますか

違います。SPI、玉手箱など複数の形式があり、企業によって使うものが異なります。形式ごとの違いはWebテスト・適性検査対策の進め方で扱っています。

選考フローを読み取れたのは150社中43社だけです。残る107社は「選考あり」とだけ記載されているか記載がないため、実際の選考の重さは応募後に判明することがあります。

まとめ

  • 150社のうち、選考フローが読み取れたのは43社。残る107社は具体的な記載がない
  • 選考なしで参加できるのは8社。いずれも1日のプログラムで、しまむら以外は先着順
  • 段階数では東芝とテレビ東京が5段階、スクウェア・エニックスや東映など8社が4段階
  • 課される内容は面接20社、エントリーシート17社、適性検査12社が中心
  • 日数の長さと選考の重さは比例しない。2〜4日で4段階の企業もある
  • 先着順で参加できなかった場合、それは選考の結果ではない

参照した情報源

  • 各社の28卒向け募集要項(採用サイトおよびマイナビ2028、2026年9月に内定ナビで確認)
  • 文部科学省・厚生労働省・経済産業省「インターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に関する基本的考え方」(令和4年6月13日改正、2026年9月確認)

選考の内容は変更されることがあります。応募の前に、必ず各社の最新の募集要項をご確認ください。

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